Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

ふたたびバラを植えました

2019年10月16日 | 2019年の庭
台風15号で被害を受けたピエールドロンサール。
まだ株元の一部は残っていますが、殆どを片づけ終えました。
ぽっかりと開いた庭の特等席は、すっかり寂しい景色となり
ご近所さんも、暫くは残念がってくださいましたが
最近はその一言もなく、もうバラはお仕舞にしようかと思っていたところでした。

そう思い始めていた時に
この家を建てた頃から、親切にしてくださっていたご近所の方が
突然に亡くなり、あまりの出来事に、心の落ち着きを保つのに精いっぱいでした。
毎年、ピエールドロンサールが咲くのを楽しみにしてくださり、
また、庭の手入れをしていると声を掛けてくださり、子どもたちに
おやつを頂いたり。本当に親しくさせて頂きました。
そして、いつもバラがそばにあったなと。
ご遺族の方から生前のお付き合いに感謝の言葉を頂き、
その時に、もう一度バラを育てよう、空の上から見て頂こうと決意しました。

ところが、植えたのは19号が来る前。
ついでにフェンスも補強しましたが、
史上最強だという19号だったので不安でしたが、何としても守り切らなくてはと
支柱を雪つりのように立て、囲い、嵐が過ぎるのを待ちました。
翌日、フェンスも苗も損傷なく、新葉の少しは千切れたりしましたが
無事に難を逃れました。
他のバラもみな無事です。

新しく植えたピエールドロンサールが、前のと同じ姿になることはありませんが
もう一度、私に、誰かに、喜びや楽しみを与えてくれる存在になることを
願って、また頑張ってみます。



台風が過ぎて

2019年10月13日 | My Life
史上最強の台風の被害に、ただただ慄くことしかできません。
前回、千葉に大きな被害をもたらした15号よりもと聞いて、私も最低限の備えをと
仕事帰りにスーパーに寄れば、棚はすっからかん。
その光景は、東日本大震災の時を思い出させます。
それだけで心が苦しくなり、でも仕方がないと、何軒もはしごしと
11日の時点で疲労困憊。
パンもレトルトも諦め、震災の時に購入した防災本を参考に食材を買い揃え、
12日をむかえました。
我が家は、神奈川の海側の地域なので、満潮による高潮が心配だったのと、
15号に耐えた家は今回は大丈夫なのか、それがもう気がかりでした。

そして今朝、一番にテレビで観た光景は、まさかの長野や仙台、福島での決壊。
特に長野の光景は、予想だにしなかっただけに、言葉にできません。
仙台と福島は、津波のことを思い出し、なぜ、どうしてという言葉しか
出せないでいます。

平成は災害の時代と言われているようですが、今、令和は人災の時代になるのではないかと思うばかり。
経費や時間がかかるからと設備をけちり、直すこともおざなりで、そのつけが回ってきた時代になる気がします。
また、昨今の災害に対して、個人で対処するには限界があることを
もっと考えていかなければならないのではないでしょうか。

これまでの災害による復興が手付かずでいる中、今回の被害も重なり
これ以上の苦しみは抱えきれない大勢の人々がいるのに、
来週の即位礼は行われるのでしょうか。
日本にとって大切な儀式であることは分かっていても、正直、おめでたい気持ちにはなれそうにありません。
こういう時だからこそという考えもあるでしょうが、
様々なことに対して、複雑な気持ちが湧き上がってきてしまいます。
一生懸命頑張ってきた人々に救いのある時代になってほしい、
もし何かあっても安心して暮らせる日本であってほしい
ただそれだけです。