クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

敷島でのリーグ戦初勝利、そして再び連勝(1-0草津)

2007-07-15 03:58:03 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第28節 2007/07/14 19:03開始
前橋・群馬県立敷島公園県営陸上競技場
ザスパ草津0-1(前半0-1)湘南ベルマーレ
【入場者数】2,061人【天候】雨 21.3℃ 90%
【主審】山西博文【副審】木島栄/前之園 晴廣
【得点】37分(湘南)石原直樹(7)
SH:17 - 9 CK: 8 - 5 FK:12 - 11
【警告】(草津)03分鳥居塚伸人、29分松下裕樹、57分秋葉忠宏
(湘南)なし
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。



秋津で試合が終わったのは15時10分頃。
その後とある用事を済ませて16時21分に新習志野発。
東京から新幹線を使い、新前橋着は18時半過ぎ。
競技場到着は18時45分ごろで、試合開始に間に合い
かつ横断幕を張る時間もあった。
雨は秋津よりもきつかったと思うが、
ピッチの状態がいいからかボールは止まらず、伸びることが多かった。
大雨の中でもベルマーレサポーターは思ったより多く、
200人前後はいたものと思われる。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

         25金永基

6田村雄三 3 ジャーン  2斉藤俊秀 21尾亦弘友希

     15北島義生   8坂本紘司
10アジエル             24加藤望 
           
     11石原直樹   9梅田直哉   

SUBは
GK1伊藤友彦、MF5中里宏司、MF13鈴木将太、
FW14永里源気、FW20原竜太
監督: 菅野将晃

選手交代は
61分:24加藤→14永里源気
68分:9梅田→20原竜太
79分:11石原→5中里宏司(10がFWへ)


草津のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

         1本田征治

7佐田聡太郎  4田中淳   5チカ   3尾本敬

     17秋葉忠宏   30松下裕樹
6鳥居塚伸人             18櫻田和樹
             
     9高田保則    20松浦宏治

SUBは
GK22北一真、DF23藤井大輔、MF15桑原剛、
FW14佐藤正美、FW32奥山卓廊
監督:植木 繁晴
選手交代は
68分:20松浦→32奥山卓廊
73分:3尾本→15桑原剛(7が左SB、6が右SBへ)
80分:17秋葉→14佐藤正美


実は今季初の1-0の勝利。敷島でのリーグ戦初勝利。
そして、石原の地元初ゴール。
さらに、相手より不利な日程(相手は水曜休みだった)の下での
アウェイゲームでの勝利。アウェイ連戦で連勝もした。
決して楽な勝利ではなかったが、この試合の勝利は
今までとは違う何かを感じさせるものがあったように思う。

この試合唯一の得点は
ハーフウェイ付近中央で梅田がつぶれながらボールをはたき、
そのボールをアジエルがもちこんでから敵陣中央やや右深くの
石原にパスし、石原がDFを振り切りながら豪快にゴールネット上へ
けりこんだものである。
草津の決定機は同数はあったが、辛くも枠をそれたり
金のセーブに阻まれた。
確かに数字上は草津が優勢であったが、実際に試合を見ている限りは
あまりそれを感じなかった。相手が体力的に優位なはずだったが、
だからといって完全に走り負けている印象もなかった。
これは大雨が幸いしたのかもしれない。

試合終了後、新前橋駅行きのシャトルバスに乗る。
新前橋2143発の電車が高崎に着いた直後、予想外にも
ちょうど高崎2154発の新幹線が入線してきた。
ここ高崎と武蔵浦和で乗換時間1分の乗換ができた結果、
23時40分には帰宅できた。
そして、横断幕や服の洗濯とブログのUp。
さすがに眠いし、ユースの負けは思い出すと悔しいものだが、
長い1日がようやく終わった。
明日(日曜)はサテライト開催予定から一転してオフになってしまった。
明日は昼までゆっくり寝ます。

横浜に敗戦、6位で終了(プリンス順位決定戦・2-5横浜)

2007-07-15 03:37:56 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグ関東2007 6位決定戦
2007/07/14 13:20開始 習志野市秋津サッカー場
横浜F・マリノスユース5-2(前半3-1)湘南ベルマーレユース
※湘南は6位でプリンスリーグ関東を終了
【得点】10分(横浜)36 岡直樹、17分(湘南)10岡正道(6=PK)、
22分(横浜)10斉藤学、33分(横浜)オウンゴール、
63分(横浜)8高久朋輝、69分(横浜)32関原凌河、77分11西野嵩志(2)


一日雨が降り続けたこの日。
12時少し前に着くと、優勝決定戦が行われていた。
市立船橋対流通経済大柏の千葉の高校同士の対決で、その時は2-0。
ただ、雨ゆえか、千葉勢同士の試合の割には観客は少ない。
流経は後半25分以降に主審の厳しすぎる判定の前に警告2回による退場を
2人も出すが、それにもめげずに後半32分とロスタイムのゴールで
なんと同点に追いつき、延長戦へ持ち込む。
それで湘南戦の開始は20分遅れることになる。
延長戦では市船が決勝点を奪い、トータル3-2で制した。

この日の秋津の第2試合が6位決定戦。グループ3位同士で行われる。
負けたほうが総合6位でプリンスリーグを終了し、
勝ったほうは4位決定戦(4位までが高円宮杯出場)に出れる。



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

           1内山賢斗(3)

3伊藤義恭(2) 5鎌田翔雅(3) 6阿部悠紀(3) 2澤田勇人(3) 

       28中澤高也(1) 8曽我洋右(2)
17古林将太(1)              7菊池大介(1)  
           
       11西野嵩志(3) 10岡正道(3)


SUBは9人まで登録可能で
16杉田哲司(3)、9露木一匡(3)、13井上雄貴(1)、
15鶴見正樹(1)、18安藤潤哉(2)、20亀井直(2)、
22新村賢祐(1)、25坪井港(2)、30桂川直人(1)

途中交代は5人まで可能で
45分 28中澤→9露木一匡(3)
57分頃 6阿部→15鶴見正樹(1)
78分頃11西野→20亀井直(2)


結果は昨年のほぼ同時期、同天候での同じ相手との対決
(プリンスリーグ優勝決定戦・0-4横浜)とほぼ同様のものとなってしまった。

敗因の1つは、昨年と同様に決定力不足にある。
前半は湘南も攻勢に出ることが出来ていた。後半の立ち上がりも。
その時間にもう1点とれていたら・・・
湘南の1点目のPKを生んだのは、西野の突進である。
西野がことごとく相手DFに競り勝ち、ボールの出し手になったり
自らゴールへ向かって突進して相手に脅威を与えていたうちに・・・

そして、敗因の1つは、前半の失点を生んだDFの裏への対応への遅れにある。
1失点目のPエリア内左からのシュートと3失点目のオウンゴールは、
湘南の右サイドの裏を突かれてそこから早くラストパスを出されたことによる。

そしてもう1つは、状況適応能力の違いにある。
特に後半、湘南は敵陣でボールをつなげなくなり、自陣でセーフティーに
ボールを手にできなくなったのは、ピッチの状態が時間が経つにつれて
変化し、雨を多く含んでさらに重くなってボールを止めるようになったことに
対応しきれなかったことによる。
前半と違って西野にボールが入らなくなって攻撃が停滞していった原因の1つは
ここにある。
これは基本の探求・実践が不十分だからといえる。



プリンスリーグは6位で終了した。
今年も天皇杯県大会に出ることは出来なかった。
(プリンスリーグ県内最上位=今回も横浜が出場)
高円宮杯出場はプリンスリーグの勝ち抜きでは得られず、
高円宮杯出場の上位4チームのうち2チーム以上がインターハイやクラブユースで
決勝進出するか、自らがクラブユース決勝に進出することでしか得られなくなった。

非常に悔しい終わり方をした今回のプリンスリーグだが、
春先に危惧したことを思えば総合6位だということ自体は及第点なのかもしれない。
そして、大事なのは来季以降もプリンス関東1部という舞台に
立ち続け、高円宮杯を伺える位置にいつづけることではないかと思う。
それなりにすばらしい舞台に立てなくては、自分たちのためにならないし
いい後輩をひきつけることもできない。

一方で、強烈な個性が継続していくつかでてくることを願う。
チームとして戦うこと、戦える力があるのはもちろん大事。
でも、チーム全員がそのまま来年以降もこのチームで戦えるわけではない。
そして、ユースチームはプロ選手の輩出を使命の1つとしているはず。
プロ選手になるには、チームプレーも大事だが
「こいつのプレーはすごい、見たい」と思わせるものがなければなれない。

ベルマーレユースは他の関東の強豪チームと比べて
決して地理的や人材的に恵まれた環境にあるわけではないが、
その中でここ2年半はよくやっていると思う。
でも、今のままでいいというわけではない。
今のベルマーレのトップチームで、スタメンを確保しているユース出身者は1人もいない。
その中で、ベルマーレユースが地域やトップチームのサポーターに
今以上に存在感を与えるには「チーム」と「個」のバランスの検討が引き続き必要なように思う。



7月28日からクラブユース全国大会がはじまる。
ここで1試合でも多くできるように、少なくとも基本の徹底・探求とその実践をしていってほしい。