2006 J2第3節 2006/03/18 14:03開始 那珂・笠松運動公園陸上競技場
水戸ホーリーホック3-0湘南ベルマーレ
【入場者数】2,137人【天候】曇 11.0℃ 61%
【主審】岡野 宇広【副審】佐幸 欣治/木城 紀和
得点:44分(水戸)アンデルソン、68分(水戸)O.G.、89分(水戸)吉本(FK)
SH:9 - 9 CK: 2 - 3 FK:22 - 13
【警告】(湘南) 20分アジエル、44分尾亦、67分中町
湘南の布陣は以下の通り。(上がGK、下がFW)
16伊藤
30須田 3田村 2城定 21尾亦
24加藤 5ニヴァウド 7佐藤 10アジエル
11ファビオ 29横山
SUBは
GK25植村、DF6外池、MF8坂本、MF14永里、28MF中町
選手交代は
65分:加藤・横山→8坂本・28中町
87分:アジエル→6外池
坂本、中町が入った後、
中盤は右:中町、左:佐藤、トップ下:坂本の
菱形となった。
外池は、FWの位置に入った。
水戸の布陣は以下の通り。(上がGK、下がFW)
21武田
20倉本 14吉本 5時崎 32大和田
29眞行寺 7秦 8権東 24高橋
23岡本 9アンデルソン
SUBは
GK31原田、MF6小椋、MF13椎原、MF22桑原、FW11塩沢
選手交代は
79分:高橋→13椎原
87分:岡本→11塩沢
椎原はボランチに入り、それに伴い秦が左MFへ。
1勝1分同士の対戦となったこの試合。
フタを開けてみたら、
水戸は今までとは別のチームになっていた。
まず、この日のメンバー。
倉本は大分からレンタル移籍。
札幌から権東が完全移籍で桑原がレンタル移籍。
アンデルソンも新加入。
岡本は流経大、高橋は早稲田大、塩沢は山形大から新卒で加入。
椎原は現ジェフクラブから加入。
そして時崎がケガから復帰。
ユニフォームもサプライヤーが変わっていて
色も青というよりネイビーになっていた。
メンバー、ユニフォームだけでなく、
やっているサッカーもここまで変わっているとは。
決してただの引き篭もりサッカーではない。
守備では前線からチェック(ラインはさほど高くないが)
センターからサイドへの展開、サイドからドリブルでの突破が
徹底していたしそれができるメンバーが揃っている。
権東、時崎の守備での「壁」ぶりとフィード、
高橋、岡本、アンデルソンのドリブル突破。
アンデルソンは前線からガンガンチェックしてくる(ファウルも多いが)。
もちろん、特に攻撃では凡ミスはけっこうあったのだが。
特に時崎・・・あそこまで壁となり、長短のフィードができるとは。
応援仲間が「時崎っていい選手だね、どこの選手だったっけ?」と
皮肉っぽくつぶやく。
序盤にドリブルで抜け出そうとするファビオを
時崎がショルダーチャージで「撃墜」したシーンがあったが、
このプレーがこの日の両者のこれからの明暗を大きく分けたように思う。
彼の能力はわかっているつもりだったが、
試合を通してフルに発揮できたことは湘南ではそうはなかった。
結果的にこの日のマンオブザマッチは時崎になる。
インタビュアーの「古巣相手の試合でしたが」という問いに
「個人的な感情よりもチームのことを・・・」と答えていたが
「感情」・・・やはり相当思うことはあったんだな。
湘南のサッカーは柏の時と同じくDFラインから相手DFライン裏への
蹴りこみが主体。当然そんなんじゃ水戸の守備を崩せない。
時崎だけでなく吉本、大和田と実力者が揃っている水戸の守備を。
後方でのボール回しもぎこちない。
チャンスになりそうなのはアジエルが前線に近い位置でボールを
触れた時。ただし、FWとのワンツーでアジエルらを相手DF裏に
抜け出させようとするばかりで
ドリブル突破はアジエルだけでなくほんとに乏しかった。
水戸の先制点は前半44分、カウンター気味の展開から岡本?が
ピッチ中央を湘南の選手3,4人を相手にドリブルで立ち向かい、
それをかわしながらシュート→
伊藤がなんとか弾いて止めるもそのこぼれ球を
アンデルソンが押しこんだもの。
水戸はこの攻撃で数的有利でもなかったが、個人技で打開した。
追加点は後半23分、左CKをニアサイドで時崎がバックヘッド→
ゴール前で湘南の誰かに当たってゴールインしたもの。
後半35分前後、水戸の両CBの守備が甘くなる。
その時間に、湘南はまずは右CKをつないで
最後は尾亦のダイビングヘッド(GK正面)、
ついで佐藤?が両CBにドリブルでつっかけてシュート
→GK弾く→そのこぼれ球を誰かが再度シュート→GKまたも弾く、
と決定機が相次いだが得点を奪えず。
湘南が決定機を得たのはこの時間以外は
強いて言えば1回くらいだったか。
この決定機の後は湘南は元通りになってしまった。
後方からのロングボールばっかりでしかも相手ボールになるばかり。
後半42分、アジエルに代えて外池が入る。
私はこの交代で「湘南の勝機は潰えた」と感じた。
代えるなら、アジエル以外の選手に代えて永里だったのでは?
長身選手へのパワープレーで倒せる相手なのか、水戸は?
むしろまだドリブルができてシュート力もある永里のほうが
効果があったのではないか?
ロスタイム2分に入った直後、水戸にカウンターを食らって
ペナルティエリアすぐ外(湘南から見て右側)でFKを与えた。
そのFKを吉本が直接ゴールして、まさかの0-3にされた。
水戸に完封負けを喫したのはこれが初めてであった。
(0-0の引分けは何回かあったが)
100人以上は詰め掛けた湘南サポーターは
「切り換えて、次(3日後の試合)頑張れ!」と選手を激励した。
その気持ちは私も持っているが、
この日と同じような試合運びをしていたら
今季はもうダメだね。
柏戦も攻撃の大半はこの水戸戦と同じようなものだったし。
「点を奪うためには何が効果的か」ということで
まずは相手DF裏への速い展開を追求しているのが今だが、
それが通じない時にどうするか、も考案・実践しないといけない。
私は「DFを1人かわせばシュート、という状況でのドリブル」だと思っている。
仙台戦までもう3日もないが、
せめてアジエルをどの位置でプレーさせるか、はよく考案してほしい。
水戸ホーリーホック3-0湘南ベルマーレ
【入場者数】2,137人【天候】曇 11.0℃ 61%
【主審】岡野 宇広【副審】佐幸 欣治/木城 紀和
得点:44分(水戸)アンデルソン、68分(水戸)O.G.、89分(水戸)吉本(FK)
SH:9 - 9 CK: 2 - 3 FK:22 - 13
【警告】(湘南) 20分アジエル、44分尾亦、67分中町
湘南の布陣は以下の通り。(上がGK、下がFW)
16伊藤
30須田 3田村 2城定 21尾亦
24加藤 5ニヴァウド 7佐藤 10アジエル
11ファビオ 29横山
SUBは
GK25植村、DF6外池、MF8坂本、MF14永里、28MF中町
選手交代は
65分:加藤・横山→8坂本・28中町
87分:アジエル→6外池
坂本、中町が入った後、
中盤は右:中町、左:佐藤、トップ下:坂本の
菱形となった。
外池は、FWの位置に入った。
水戸の布陣は以下の通り。(上がGK、下がFW)
21武田
20倉本 14吉本 5時崎 32大和田
29眞行寺 7秦 8権東 24高橋
23岡本 9アンデルソン
SUBは
GK31原田、MF6小椋、MF13椎原、MF22桑原、FW11塩沢
選手交代は
79分:高橋→13椎原
87分:岡本→11塩沢
椎原はボランチに入り、それに伴い秦が左MFへ。
1勝1分同士の対戦となったこの試合。
フタを開けてみたら、
水戸は今までとは別のチームになっていた。
まず、この日のメンバー。
倉本は大分からレンタル移籍。
札幌から権東が完全移籍で桑原がレンタル移籍。
アンデルソンも新加入。
岡本は流経大、高橋は早稲田大、塩沢は山形大から新卒で加入。
椎原は現ジェフクラブから加入。
そして時崎がケガから復帰。
ユニフォームもサプライヤーが変わっていて
色も青というよりネイビーになっていた。
メンバー、ユニフォームだけでなく、
やっているサッカーもここまで変わっているとは。
決してただの引き篭もりサッカーではない。
守備では前線からチェック(ラインはさほど高くないが)
センターからサイドへの展開、サイドからドリブルでの突破が
徹底していたしそれができるメンバーが揃っている。
権東、時崎の守備での「壁」ぶりとフィード、
高橋、岡本、アンデルソンのドリブル突破。
アンデルソンは前線からガンガンチェックしてくる(ファウルも多いが)。
もちろん、特に攻撃では凡ミスはけっこうあったのだが。
特に時崎・・・あそこまで壁となり、長短のフィードができるとは。
応援仲間が「時崎っていい選手だね、どこの選手だったっけ?」と
皮肉っぽくつぶやく。
序盤にドリブルで抜け出そうとするファビオを
時崎がショルダーチャージで「撃墜」したシーンがあったが、
このプレーがこの日の両者のこれからの明暗を大きく分けたように思う。
彼の能力はわかっているつもりだったが、
試合を通してフルに発揮できたことは湘南ではそうはなかった。
結果的にこの日のマンオブザマッチは時崎になる。
インタビュアーの「古巣相手の試合でしたが」という問いに
「個人的な感情よりもチームのことを・・・」と答えていたが
「感情」・・・やはり相当思うことはあったんだな。
湘南のサッカーは柏の時と同じくDFラインから相手DFライン裏への
蹴りこみが主体。当然そんなんじゃ水戸の守備を崩せない。
時崎だけでなく吉本、大和田と実力者が揃っている水戸の守備を。
後方でのボール回しもぎこちない。
チャンスになりそうなのはアジエルが前線に近い位置でボールを
触れた時。ただし、FWとのワンツーでアジエルらを相手DF裏に
抜け出させようとするばかりで
ドリブル突破はアジエルだけでなくほんとに乏しかった。
水戸の先制点は前半44分、カウンター気味の展開から岡本?が
ピッチ中央を湘南の選手3,4人を相手にドリブルで立ち向かい、
それをかわしながらシュート→
伊藤がなんとか弾いて止めるもそのこぼれ球を
アンデルソンが押しこんだもの。
水戸はこの攻撃で数的有利でもなかったが、個人技で打開した。
追加点は後半23分、左CKをニアサイドで時崎がバックヘッド→
ゴール前で湘南の誰かに当たってゴールインしたもの。
後半35分前後、水戸の両CBの守備が甘くなる。
その時間に、湘南はまずは右CKをつないで
最後は尾亦のダイビングヘッド(GK正面)、
ついで佐藤?が両CBにドリブルでつっかけてシュート
→GK弾く→そのこぼれ球を誰かが再度シュート→GKまたも弾く、
と決定機が相次いだが得点を奪えず。
湘南が決定機を得たのはこの時間以外は
強いて言えば1回くらいだったか。
この決定機の後は湘南は元通りになってしまった。
後方からのロングボールばっかりでしかも相手ボールになるばかり。
後半42分、アジエルに代えて外池が入る。
私はこの交代で「湘南の勝機は潰えた」と感じた。
代えるなら、アジエル以外の選手に代えて永里だったのでは?
長身選手へのパワープレーで倒せる相手なのか、水戸は?
むしろまだドリブルができてシュート力もある永里のほうが
効果があったのではないか?
ロスタイム2分に入った直後、水戸にカウンターを食らって
ペナルティエリアすぐ外(湘南から見て右側)でFKを与えた。
そのFKを吉本が直接ゴールして、まさかの0-3にされた。
水戸に完封負けを喫したのはこれが初めてであった。
(0-0の引分けは何回かあったが)
100人以上は詰め掛けた湘南サポーターは
「切り換えて、次(3日後の試合)頑張れ!」と選手を激励した。
その気持ちは私も持っているが、
この日と同じような試合運びをしていたら
今季はもうダメだね。
柏戦も攻撃の大半はこの水戸戦と同じようなものだったし。
「点を奪うためには何が効果的か」ということで
まずは相手DF裏への速い展開を追求しているのが今だが、
それが通じない時にどうするか、も考案・実践しないといけない。
私は「DFを1人かわせばシュート、という状況でのドリブル」だと思っている。
仙台戦までもう3日もないが、
せめてアジエルをどの位置でプレーさせるか、はよく考案してほしい。