新旧の鉄道&風景の撮影紀行

鉄道のある風景、京都をはじめ自然のある風景をカメラに納めてます!

トワイライトエクスプレスと北海道の旅(3)

2011年09月07日 | トワイライトエクスプレス

豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、翌日に北海道で朝を向かえ朝食を食堂車(ダイナプレヤデス)で

美味しくいただき、個室に戻って札幌到着までの間、流れ行く車窓の風景をぼんやりと見つめていました。

            上段ベッドから眺める車窓からは、風景が流れる(シャッタ速度:1/30秒),左のはしごは上段への乗降用

 

列車は、長万部から函館本線と別れて室蘭本線へ進みます。かっての幹線は長万部から倶知安回りの山線(函館本線)でしたが、勾配等の関係から

室蘭本線経由が主力となり特急は全て室蘭本線経由となり現在に至っています。

小生が若かりし頃、今から数十年前、SLを求めて函館本線である山線の撮影に出かけたものです。特に国内最強のSLであるC62が重連で走行する姿に感動、感激したものです。

それは、札幌から函館までの急行「ニセコ号」が全区間をC62で牽引しますが、特に急勾配の多い小樽ー長万部間はC62の前に補機としてもう一台のC62が連結され、

その区間は重連で走行するわけです。その迫力はすばらいしくその轟音はまるで「ジエット機」と勘違いする程の音だったので,カメラに録音機を持って雪の中に出かけたものです。

                     急行「ニセコ」104レ 函館本線(倶知安ー小沢) 倶知安峠越えのC62重連 (昭和46年3月)

 

普通の乗客?は、ただ流れ行く風景を見ていたら良いのでしょうが、小生のように鉄道に興味にある者にとっては、ーーー

大きな駅や操車場、留置車両を見る度に大きな楽しみなので、車窓に注意を払いこれはと言う場所ではカメラのシャッターを切るのでけっこう忙しい!

東室蘭駅の次の駅である鷲別(鷲別機関区)では,貨物用機関車であるDF200、DD51デイーゼル機関車が数多く駐留していました。

幹線の室蘭本線などでは、主力機関車であったDD51は段々と減少しておりDF200に主力の座を奪われています。

例えばDD51重連の貨車をDF200なら1両で牽引できるなど、新鋭の電気式デイーゼル機関車DF200は力持ちです。

       鷲別機関区にてDF200、DD51が多数駐留いていたが、気がつくのが遅かったのでシャッターチャンスが遅くなりました!

 

札幌近くでは、苗穂駅(苗穂運転所)においてはジョイフルトレインであるニセコエクスプレス(キハ183系洋式気動車3両)が待機中であり、この時期は

多客臨時列車 特急「フラノラベンダーエクスプレス号」として夏期は富良野方面の観光客用に使用されています。

                          苗穂にて待機中のニセコエクスプレス

 

札幌駅に近づくにつれて、今までの原野風景から都会的な建物が多く見られるようになり都会的な雰囲気が車窓から見受けられ、いよいよ終着駅!

             車窓からは、都会的な建物の前に、高架橋、DF200,コンテナー(コンテナー貨物駅)がみられます!

 

        この写真はトワイライトではなく、北斗星ですがトワイライトもこのような勇姿で走行しているでしょう(「以前に撮影した写真)

        ブルーに塗装されたDD51が重連で(トワイライトの場合10両編成)牽引しています!

 

車内では、車掌さん(カレチ氏)が懐かしチャイムの後に

「皆様、大阪から22時間あまり、距離にして約1464キロあまりのご旅行お疲れさまでした。東海道本線から始まり北陸本線、奥羽本線,津軽海峡線、函館本線、千歳線

などを含め15線区を通り、日本海、津軽海峡、太平洋を望みながらトワイライトエクスプレス号のご旅行は如何だだったでしょうか。次は終点の札幌です

お降口は右側3番線に到着です」及び乗り換えの案内(スーパーカムイなど)の後、「今日はトワイライトエクスプエス号をご利用いただきましてありがとうございました

とのアナウンスがありました。その後の「いい日旅立ち」のメロデイーが流れる中を札幌到着のアナウンスが流れました。最後に札幌の気温は22度で体調管理に気をつけて

とのアナウンスが追加されました。

5分間で回送車になるとのアナウンスがありましたので、我々夫婦はホームの先端まで行き、今回は初めて見る先頭にDD51(ヘッドマーク)の記念写真を撮りました。

その後、列車は回送車として車庫に入り、点検整備清掃のうえ、再び上りトワイライトエクスプレス号として大阪に向かうわけです。

 

           札幌駅に到着したトワイライトエクスプレス号(DD511083+DD511102)

           DD51のサイドビュー 『函」は函館運輸所  「重」は重連    星のマークは流れ行く寝台特急をイメージ?

     

                  後部のDD511102から前方を見る

 

             購入したオレンジカード (上部がJR西日本、下部がJR北海道)

 

感想:トワイライトエクスプレスは豪華な旅は、(今回は個室ツイーンに乗車しましたが)今の鉄道では味わえない豪華食堂車、サロンカー、シャワー設備等があり、    

   機関士、車掌さんはじめ乗務員スタッフの皆様の乗客をおもてなしをすると言う精神が良く感じられました。

   また、沿線ごとの説明アナウンスは車窓を楽しむ際に興味がわき楽しむことができました。

   特に食堂車は豪華で値段が高いというイメージからか、デイナー以外のランチタイム、パブタイムのお客さんが少なかったという印象でした。

   乗客の皆様は個室だけで過ごすのでなく、このような機会を利用して鉄道に旅を満喫してはいかがでしょうか!

 なお、記念にJR西日本、JR北海道の記念オレンジカードを購入しました。

 

   但し、

   トワイライトエクスプレスには過去2回乗車しており今回で3回目ですが、今回は残念ながら乗り心地が悪く感じられました。

   運転開始から20年が経過して車体(オハネ25)の老朽化が考えられます。勿論定期点検などの管理はされていますが!

   また保線の状況によるものも一因と考えられます。時に気になるのはトンネル内の保線の状況です。(先日も普通電車で北陸トンネルを通過する時

   南今庄からトンネルに入った付近は悪かった)

   機関士の運転操作でも左右されます。上手な機関士の場合は、スーと何の衝撃もなく列車を引き出しますが、特に北海道区間のDD51重連の場合、

   機関車2台分の自連があるので難しいですが、力行運転から惰行運転に移る時に小さいですが「ガクーン」という衝撃を度々感じました。

   トワイライトエクスプレスの顔であるヘッドマークをご覧ください。特に北海道のDD51に着いているヘッドマークはどのように感じられますか?

   (寒冷地で利用しているためもありますが)

 

  * 鉄道を愛する小生としては、伝統あるブルートレイン(例:はやぶさ、富士)が姿を消して寂しく感じている現状の中で

   トワイライトエクスプレス号が活躍して、いつまでも乗客に快適な旅行を提供できるようにとの願いから感想を書きました!

 

   以下 北海道旅行は次に続く!