牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

じんめん (高田馬場)

2007年01月08日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
明治通り沿いの関東マツダの近く、「北狼」の向かいくらいに新しいラーメン屋が開店したらしく花輪が飾ってあったので、入ってみました。

「じんめん」という店で、1月7日に開店したそうです。
思い起こせばこの場所には、以前「まねきや」があったと記憶しています。
ラーメン激戦区の高田馬場・早稲田地区とはいえ、路上駐車がしにくく学生の通学の流れとは少し離れているので、立地としては少々、難しかったのでしょうか。

「じんめん」のらーめんとは、韓国から取り寄せた唐辛子の辛さと、白菜、ニラなどの甘さのコンビネーションがウリとのこと。
スープは豚と鳥をベースにしょう油と唐辛子でアレンジしたもの。関西風の薄味しょう油のじんめん本家と、それより濃い目の関東風しょう油のじんめん東の2種類があります。

まずは基本のじんめん本家を注文。
開店記念とのことで、ライスか生玉子がサービスとのことだったので、玉子を選びました。

唐辛子で真っ赤に染まったスープは見かけほど辛くなく、しょう油の風味と相まって、なぜか懐かしい味がしました。白菜がたくさん入っているため、韓国料理のなべ料理風にも感じます。
ただ、白菜のくきの部分が半煮えで水っぽく、ラーメンの具材としては今ひとつそぐわない感じがしました。麺もゆですぎなのか歯ごたえがなく、おいしいラーメンの共通点である、スープと麺、具のコンピネーションがうまくとれていない感じがしました。
我慢して麺は食べたものの、白菜はほとんど残してしまいました。

他にはないオリジナリティあふれたラーメンを作りたいという熱意は感じ、唐辛子に着目したのはいいのかもしれませんが、企画倒れになりそうな気がしてなりません。
今一度、スープの構成、それにあう麺の種類と固さ、具と調理方法を見直した方がいいでしょう。
まねきや」は2年経たずに撤退しましたが、この店は何年頑張れるか、暖かく見守ってみたいと思います。