SENTIMENTAL JAZZ DIARY

感傷的ジャズ日記 ~私のアルバムコレクションから~

LEE KONITZ 「KONITZ」

2007年02月17日 | Alto Saxophone

いわずとしれた「海岸のコニッツ」である。ジャケットデザインは最愛のバート・ゴールドブラッド。
うーん、海岸もこんな風にダブルトーンにするだけでカッコよくなるんだ。と単純に考えて実際に真似をしてみたことがある。今でこそパソコンを駆使すればそれほど難しくないが、パソコンなどなかった時代は大変だった。こんな微妙な色合いを出すのは至難の業なのだということがよくわかり、私の中でバート・ゴールドブラッドの株は急上昇。あこがれのグラフィックデザイナーになった。
というわけで、このアルバムの購入動機もやっぱりジャケットだったのだ。
その後、「Subconscious-Lee」「In Harvard Square」も買い求め、クールなコニッツの魅力にもますますはまっていった。
ただ師匠ともいえるレニー・トリスターノの難解な理論などに興味はない。ジャズをつまらなくするだけだ。
ジャズは感性で聴くに限る。視覚と聴覚、そしてわずかな嗅覚を駆使するのだ。