BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

またまた残念

2009年01月02日 | Weblog
 
 残念続きです。市高が滝二に負けてしまいました。
 埼スタ着がキックオフ間近だったので急いでいたのですが、なんとチケットが売り切れてしまいました。予定枚数を完売してしまったそうです。試合が開始され場内からは歓声が聞こえます。何人かが怒り出し係員に詰め寄ったのですが、彼らは皆高校のサッカー部の子どもたち、それなりの立場の大人が一人もいないのがかわいそうでした。入場ゲートで現金払いの観戦は初めてです。
 さすが地元応援席はかなり埋まっていました。しかたなくロアースタンドの最上段に落ち着き試合の方はと、押されっぱなし。滝二強し。市高が攻撃に入ってもパススピードが遅くつながらない。中盤でパスミスをするものだから自陣から出られない。最終ラインとキーパーがよくしのいで前半は終わり。後半はボールの支配率も上がりシュートまでいけるようになったが相手もナイスキーパー。このままスコアレスか、勝ちパターンか、??
 埼玉県最終予選は準決勝まで3試合連続PK勝ち。そして、私が当時6年生で夢中になってみていた前回の全国優勝のときは1回戦、2回戦と抽選勝ち(当時はPK戦ではなく封筒を引く抽選方式)でした。応援席もPK戦ならこっちのもの、そんな雰囲気でした。ロスタイムに入るところで滝二はGKを代えてきました。PK職人か? 結果4-5。止められた選手は県予選では蹴っていなかったそうです。彼のこれからの人生を思うと、決めさせてやりたかった。10人目が決めた瞬間、応援席は静寂でした。不思議な5秒間が過ぎました。誰も声を発しません。やがてパラパラと拍手の音がし、大拍手となりました。なんだか泣けてきた。
 彼らは大きな勲章を胸にした。最高の高校生活。私の遠い昔……

 のはずなのだが、外のゲートに呼び出され、一級上の先輩からニューユニフォームを渡された。市高のOB会には2クラブあるが、3つめの新発足のグランドシニアのユニフォームだった。優勝当時のレプリカシャツだった。胸のマークも昔のUの花文字、黄紺のストッキング、感動してしまった。
「今年、高校時代の忘れ物を取りに行くぞ!」
と言われまた感動してしまった。
 青春時代というものは10代の特権ではなく、どうやら40代の青春、50代の青春というものもあるらしい。
「待ってろ!忘れ物!」

 帰りに「ブラバン!高校サッカー」というCDを買ってきた。気合が入った。これ聞きながら駆け足、走ろう。

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