BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

今年読んだ本でNo.1

2015年12月31日 | Weblog
『永遠の0』   百田尚樹著   大田出版   1600円



「生きて妻のもとに帰る」
 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。
 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと意外何も残されていなかった。
 元戦友たちからの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り――それが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?
 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!
(表紙カバー見返しより)

 ベストセラーになったり、映画化されたりでずいぶん話題になっていた作品。文庫待ちだったのだが、どういうわけか上の娘が購入し読んでいた。よっぽど気に入ったらしく読み終わっても貸してくれない。この作品の映画とドラマを録画したDVDでようやく貸してくれた。
 読んで納得、娘のお気に入りになったということ。
 読んだ方も沢山いるでしょうから、私の読後感はなし。
「泣けた」の一言。

 娘たちのような若い世代にこそ読んでほしい本。
 今年一番印象に残った本でした。

永遠の0 (ゼロ)
百田 尚樹
太田出版


今週の本

2015年12月12日 | Weblog
1.『アドラー博士の子どものピンチを見抜く方』  星一郎  (サンマーク出版、2000年)



 いじめが大事にいたってしまう昨今、子どものSOSを読み取り、子どもとよい関係を築くには。
本書では、子どもが発する危険信号の発見法から、ウソの見分け方まで、子どもの困った行動を4つの段階としてとらえ、強い子どもに育てるための20の方法を詳述。(「BOOK」データベースより)

・第一段階 子どもは周囲の“関心”をひくために“困った行動”を起こす
第二段階 子どもは“関心”がひけないと親に“挑戦”してくる
第三段階 子どもは“挑戦”に破れると“復讐”を始める
第四段階 子どもは“復讐”に疲れると“無気力”を装いだす

・子どもが困った行動を起こしたというときには、それは子どもが自分自身で背負えばいい問題なのか、他人に迷惑をかけていて放っておけない問題なのかを、まず見きわめる必要があります。

・問題を起こしたときでなく、起こさないときに関心をはらえ
子どもが適切な行動をとったときに関心を向けてあげる。

・いちばんだいじなのは「どうしてほしいのか」「何を手伝ってほしいのか」を子どもに聞いてあげること。

・親が子どもに与えなければいけないものは、速度計ではなく羅針盤である。

・いい親よりも、いい夫婦である方が子どもとの信頼関係をつくりやすい。

・ウソには二種類あるということです。人をだましたり傷つけるようなウソと、苦しまぎれにつくすぐバレるようなウソです。