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水うがいで風邪4割減

2008年12月31日 | Weblog
 手洗い、うがい。この二つが風邪予防の絶対条件だと思っています。そのうがいが日本にしかないそうです。そして驚きは、私が今まで信奉していたうがい薬よりも、水だけのほうが「効果あり」ということです。これならば特に外食のときなど、洗面所で手洗いとうがいをすればかなり風邪予防の効果があるのではないでしょうか。
 確かに以前何かで読んだことがありますが「ヨード液は口中の雑菌の99.9%をやっつける」そうです。常駐菌なるものが頑張ってくれているようで、これは保護してあげたほうが良いらしいです。自己防衛のために人間のからだはうまくできているものです。

 風邪などひかず元気でお正月をお過ごしください。


 以下新聞記事をそのまま文章化しました。

 風邪をひいた時などに赤くはれて痛むことの多い「のど」。のどの粘膜についた病原体が悪さをするためだが、私たちは、小さい時から「風邪予防には、うがい、手洗い」と指導されてきた。
 でも、「うがいは日本独特らしい」と京都大学保健管理センター所長(教授)の川村孝さんは語る。米、英、カナダ、韓国などの公衆衛生研究者に聞いたところ、うがいの習慣はないという。英語の「gargle」は口を清めるだけの意味が強い。
 ガラガラうがいに効果はあるのか。川村さんが、2005年に世界で初めて米学会誌に発表した研究結果は、意外なものだった。
 「水道水のうがいだけで風邪が4割減少。うがい薬より効果が出た」
 研究は、02年から03年にかけての冬、ボランティア387人の協力を得て行われた。①水だけでうがいする②ヨード液のうがい薬を使う③うがいをしない――の3群に分けて、毎日実行してもらう。2か月間に風邪をひいた割合を調査した。うがいは、薬を使う際の基準となる「1回目は口をすすぐ」「3回各15秒以上」にした。
 その結果、うがいしない場合に比べ、薬を使った群に風邪をひいた人は1割少ないだけだったが、水だけのうがいでは4割も減少した。
 川村さんは、「うがいは、風邪のウイルスがのどの粘膜に取りつき、感染するのを防ぐ。しかし、ヨード液は、殺菌効果が強すぎ、外部へのバリアになる常在菌まで駆逐したせいではないか。薬を使っても回数や時間を減らせば結果は違うだろう」とみる。
 川村さんお勧めのうがい法は①水道水で②まず口をすすいで口内の汚れを取る③ガラガラうがいを一回5秒以上、数回行う――。大事なのは習慣にしてこまめに続けることだ。(以上2008年11月26日付読売新聞)

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