BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

今週の本

2016年03月05日 | Weblog
1.『人生の意味の心理学』  A・アドラー著、高尾利数訳  (春秋社、1984年)



 人生の幸不幸を決めるカギともいうべき,劣等感とその補償の仕方,優越感,共同感情にもとづく豊かな〈人生のスタイル〉とは何か。〈個人心理学〉のエッセンスを説く。

 NHKの番組「100分de名著」の2月分のタイトル。図書館から借りた。幸運にも予約順位1番だった。残念ながら読了前に返却日が来てしまった。さいたま市図書館では現在予約人数が50。次回回ってくるのは早くて2年後、買った方が早いが入所困難本。必死になって読めばよかった。逃した魚は大きかったようだ。


2.『100分de名著 アドラー 人生の意味の心理学』
   岸見一郎  (NHK出版、2016年)



 この番組を観て上記の原本を読みたくなった。

・アドラー心理学の特徴として挙げられるのが、人はだれもが同じ世界に生きているのではなく、自分が「意味づけ」した世界に生きていると考えることです。同じ経験をしても、意味づけ次第で世界はまったく違ったものに見え、行動も違ってきます。

*人と比べてどうなのかということよりも、自分はいかに生きるかということ。そして意味の無い人生などないということ。一人ひとりに生まれてきた意味があり、生きていく意味があるということを子どもたちと考えたい。

 アドラー入門書として本書はお奨め。


1.『フィジカル革命』(副題)フィジカルコーチの日本サッカー強化論
   里内 猛  (出版芸術社、2009年)



著者の言葉
 「日本の選手はフィジカルが弱い」
 世界のトップレベルと比較したとき、常套句のようにいわれますが、果たしてそうなのでしょうか? 持久力、敏捷性は世界のトップレベルと比べて、まったくそん色ありません。劣っている体格、パワーは、育成年代の十分な食事と睡眠、適切なフィジカルトレーニングによって大幅に改善されます。
 ジーコは「日本人は世界で十分に戦える技術を備えている」と評価しています。自信を持ちましょう。どんな状況でもあきらめない気持ちを持ちましょう。フィジカルコーチの仕事は選手に「勇気」と「自信」を与えることです。日本は世界の壁を乗り越えられます。   (表紙カバーかえしより)

・育成年代の指導は、サッカーを通しての心の育成だといっても過言ではありません。勝敗や結果だけにこだわるのではなく、子どもたちの人間的な成長を見据えながら接していくべきでしょう。

・育成年代の指導者は、その子どもたちの人生までも背負っている。

*卒業シーズンの春が近づくと毎年考えること、「俺は何をやってきたのか」。アドラーではないが、少年サッカーに対する自分自身の「意味づけ」は間違っていないのか、ぶれてはいないのか、反省。


アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)
クリエーター情報なし
NHK出版


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