BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

『なでしこ力』

2011年10月02日 | Weblog



『なでしこ力』 さあ、一緒に世界一になろう!
佐々木則夫著  講談社発行  1200円


「佐々木則夫流11の心得
1 責任
2 情熱
3 誠実さ
4 忍耐
5 論理的分析思考
6 適応能力
7 勇気
8 知識
9 謙虚さ
10 パーソナリティー
11 コミュニケーション
これら11の項目は、足し算ではなく掛け算。1項目でもゼロ(ゼロに近い値)があれば、その人に指導者の資質はない。」

 標題の次のページの言葉、きょう小さい学年の大会があった私に突きつけられたページだった。


「今年6~7月に行われる女子ワールドカップ・ドイツ大会で、なでしこジャパンは世界の頂点に立てるのではないかと、僕は今、本気で感じている。」

この本の発行は今年の1月、この前書きで佐々木監督はこう書いている。まさしく予言していた。本文を読んでいくと勝つべくして勝った。優勝するべくして優勝した、という印象を持った。


「僕はさっそく以下の4つのマネジメントに着手した。
1 勝つ可能性を高める戦略・戦術を立てる
2 適材適所で人の強みを生かす
3 フィードバック情報を与え実力を客観視する
4 継続学習によって完成度を高める」

 『もしドラ』を手本にしたようなマネジメント、これでなでしこジャパンが女子サッカー界にイノベーションを興す。


「サッカーとは、クリエイティブ(創造的)に、イマジネイティブ(想像的)にプレーするものだ」

 サッカーを表す言葉の中で私の最上位ランクにある。しかし、実践するには手本も無いし、方法論も無い非常に難しい概念だと思う。少年サッカーに対して灯台の光のように、進むべき方向を指し示す言葉だと私は捉えている。


 なでしこジャパンがオリンピック出場権を得たのは快挙ではなく通過点。ワールドカップよりもオリンピックに重きを置いているような日本女子サッカー。ロンドンでどれだけ勝ち進むのだろうか。強烈なプレッシャーの中で男子よりも男らしいなでしこたちに、クリエイティブな、そしてイマジネイティブなサッカーを期待する。

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