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「プリンセス・トヨトミ」
万城目学著 文芸春秋発行 1571円
さっそく読後感を書いてしまいます。
久々の楽しい物語でした。娯楽作品という「娯楽」があわないようなので「entertinment」といったほうが良いのか「That is」をつけて。
この作者の万城目氏の作品は「鹿男あおによし」でツボにはまり「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」でファンになりました。新作が出たことは知らず、書店で見た表紙にひかれてしまいました。空想小説なのですが情景が容易に想像できます。そしてこれは父と息子の物語のようです。
読むのに就寝前はふさわしくありません。先を読み進みたくなり明かりを消すタイミングを逃してしまいます。気がついたら外が明るくなっています。
「プリンセス・トヨトミ」は確かに楽しい作品でした。しかし、残念なことはこれで当分の間、万城目氏の長編にはお目にかかれないでしょう。そうポンポン傑作が出てくるはずはないでしょうから。
「なぜ、信じる…?」
「それは父の言葉だからだ。松平さん」
「あのトンネルを二人だけで歩く。ゆっくりと父親の歩調に合わせて。行きと帰りで、一時間から二時間はかかる。そのとき、子は父から真実を伝えられる。松平さん…あなたは大人になってから、一時間でも父親と二人だけの空間で話し合ったことがあるか?」
わたしは親父とはトンネルを歩いたと思っています。息子と歩くときはいつくるのだろうかと考えています。
読み終わった次女の読後のおすすめコメント「とにかく読んでみれば。すぐおもしろくなってくるよ。」でした。
連休中に本でも、という方におすすめです。
万城目学著 文芸春秋発行 1571円
さっそく読後感を書いてしまいます。
久々の楽しい物語でした。娯楽作品という「娯楽」があわないようなので「entertinment」といったほうが良いのか「That is」をつけて。
この作者の万城目氏の作品は「鹿男あおによし」でツボにはまり「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」でファンになりました。新作が出たことは知らず、書店で見た表紙にひかれてしまいました。空想小説なのですが情景が容易に想像できます。そしてこれは父と息子の物語のようです。
読むのに就寝前はふさわしくありません。先を読み進みたくなり明かりを消すタイミングを逃してしまいます。気がついたら外が明るくなっています。
「プリンセス・トヨトミ」は確かに楽しい作品でした。しかし、残念なことはこれで当分の間、万城目氏の長編にはお目にかかれないでしょう。そうポンポン傑作が出てくるはずはないでしょうから。
「なぜ、信じる…?」
「それは父の言葉だからだ。松平さん」
「あのトンネルを二人だけで歩く。ゆっくりと父親の歩調に合わせて。行きと帰りで、一時間から二時間はかかる。そのとき、子は父から真実を伝えられる。松平さん…あなたは大人になってから、一時間でも父親と二人だけの空間で話し合ったことがあるか?」
わたしは親父とはトンネルを歩いたと思っています。息子と歩くときはいつくるのだろうかと考えています。
読み終わった次女の読後のおすすめコメント「とにかく読んでみれば。すぐおもしろくなってくるよ。」でした。
連休中に本でも、という方におすすめです。
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