BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

いのちの現場

2008年05月29日 | Weblog
 「使わない機材はかたせっていったっろ、もたもたすなー」
 「廊下は走っちゃ」
 「ばか言ってんじゃねー」
 親父が入院した6階病棟のナースステーション前の病室でのやりとり。ナースが集まって、ステンレスのワゴンが集まって、ドクターらしき人たちの声が飛んでいた。ベッドには年配に見える女性が横たわっていた。すぐについ立が置かれたが、ブザーのようなベルのような音が鳴り響いて、パソコンのような機材の上部に赤ランプが点滅していた場面を一瞬で見てしまうのはサッカー選手の習い。眼に焼きついた場面は消えない。通り過ぎる状況が眼と耳に入ってきてしまった。
 1時間後、静かになったな、と思いながらその病室の前を通ったら、顔に白い布がかぶせてあった。横目に見えてしまった。
 いのちの現場を見た。

 脳梗塞から生還したオシムさんが「サッカーには人生のすべてがある」と言っていた。私もそういえるようになりたい。今年でサッカー人生30数年、子どもたちに人生を語れる指導者になりたい。何年かかるのわからないが。

 「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツである」
日本サッカーの父、クラマー氏の言葉である。
 私はいつになったら紳士になれるのであろうか。もうすぐか?
 まだまだだなー

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