BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

『視力を失わない生き方』

2018年05月25日 | Weblog
『視力を失わない生き方』 日本の眼科医療は間違いだらけ
深作秀春著  光文社  2016年12月20日発行  800円



海外で修業を積み、数々の治療法を開発。海外の眼科学会で最高賞を20回受賞している眼科界のゴッドハンドが語る、日本の眼科の真実。眼に関する日本の非常識、時代遅れを斬る! 併せて最善の治療法を解説。
大学病院、総合病院は練習病院と心得よ/目医者と眼科外科医はまったく違う/白内障も緑内障も真に優秀な眼科外科医なら治せる/「手術はもっと後で」「薬で様子をみましょう」にだまされてはいけない/欧米では眼科外科医は医師の超エリート/世界で否定された治療法や薬で失明させる日本の眼科/眼の寿命は65~70年、メンテナンスが大切/レーシックの真実/眼球体操は危険/眼は水で洗うな/網膜剝離はこうして治す/加齢黄斑変性・糖尿病性網膜症から眼を守るには/死ぬまで「よく見る」生活術…etc.  (カバーかえしより)

 眼の手術をしてから三年経つ。術後五日間のうつ伏せ寝絶対安静は困難を極めた。あの経験のおかげで、東に目の病気のこどもあれば行って看病してやり、西に眼の手術の人あれば行ってこわがらなくてもいいと言えるようになった。
 眼科の本は結構読んだ。図書館にあった昭和の眼科本などは網膜はく離と言ったら失明覚悟、決死の大手術だったようだ。三十年以上前に母が白内障の手術をしたが入院は二週間以上だった。今では日帰り、早ければ十数分で完了してしまう。技術の進歩だ。
 最近、著者をテレビの健康番組などでよく見る。本人が言っているのだから相当な権威なのだろう。書いてあるのと同じようなことを主治医のドクターにも言われたのであのドクターも権威なのかもしれない。
 去年の夏、左目に巨大なクラゲが出現した。また網膜か、と夏なのに寒くなった。診察の結果、飛蚊症の大きなやつと言われた。ところがあっさり、「手術で直るよ」 三泊か四泊の入院ですむとのこと。左目が白内障になったら一緒にやろうかと話しは決まった。

 この本は眼科の基礎知識を得るために読むには最適かな、と思う。

「眼は裸の臓器」だそうです。


視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ (光文社新書)
深作 秀春
光文社


『Q&A こころの子育て』

2018年05月25日 | Weblog
『Q&A こころの子育て』 誕生から思春期までの48章
河合隼雄著  朝日新聞社  1999年3月25日発行  1300円(文庫版有)



少年犯罪が頻発している今、日本の親たちの抱える不安・悩みは尽きない。そんな現代の子育てについて、臨床心理学の第一人者・河合隼雄がやさしく答える語りおろし。もう細かいことで悩まなくていい!!「こころ」が楽になる一冊。  (出版社HPより)

 この著者にはテキスト、教科書としてお世話になった。難しい本ばかりと思っていたがこれは違う。話し言葉という感じで読みやすい。48の質問に対して答えるという内容。
 子どもが百人いれば百の個性、誰にでも当てはまる答えを求めることは出来ないが、一冊の中でほんの数行、「ああ、そうなんだ」と腑に落ちることがあればそれだけで読む価値はあると思う。

この一文

「子どもに問題が起きたときは、その家族全体にとって、何か課題を乗り越えなければならないときが来ているのだ、と考えてみたらいい」

 昔、ある師匠に同じようなことを言われたような記憶がある。そして、「いいんだよ」という言葉をその頃覚えた。


Q&A こころの子育て―誕生から思春期までの48章
河合 隼雄
朝日新聞社

Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫)
河合 隼雄
朝日新聞社


『選ばれし風の戦士』

2018年05月25日 | Weblog
『選ばれし風の戦士』 サッカーボーイズU-18
はらだみずき著  KADOKAWA  小説 野性時代17年11月号より連載中

 高校三年生になった武井遼介の所属する青嵐高校サッカー部は高校総体県予選を準々決勝で敗退した。総体後、三年生だけのミーティングが開かれ変化の必要性を話し合った。サッカーを続ける決意をした遼介はポジション変更を受け入れ公式戦出場を果たす。県2部リーグの首位攻防戦後のミーティングで遼介はチームを変えるため仲間に厳しい発言をした。その後も試合内外で声を出す遼介に呼応して少しずつチームが変わり始める。  (野性時代5月号よりあらすじ)

 サッカーボーイズの武井遼介も高校三年生になった。5月号では高校選手権県予選一次トーナメントに腕にキャプテンマークを巻き、背番号も8番をつけ先発する。試練ばかりだった遼介にもやっと日の目を見るときがきたのか。遼介サポになってしまったらしい。小学6年生からの彼を見ているので実在の少年と錯覚してしまう。
 最新号の6月号は発売中だが、図書館での貸し出しはまだ。