ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

もっちもちの生地が美味なピッツァ ~ピッツェリア エ トラットリア ダ マサニエッロ~

2015-04-25 22:24:59 | グルメ

 宝塚グルメ続きます(^^)

 神戸在住の友人に誘われて訪れた兵庫県宝塚市にある『ピッツェリア エ トラットリア ダ マサニエッロ』。阪急宝塚線逆瀬川駅から坂を下って5分ほどのところにあります。トラットリアでもあるのでもちろんパスタとかもあるのですが、お勧めは断然ピッツア。なぜなら

 そう、ここのオーナー小松正和さんは「真のナポリピッツァ」オリンピックの金メダル獲得者なのです。土曜日の11時30分ごろ行ったのですが、すでにテーブルはけっこう埋まっていて、しかも予約が入ってるから1時間で出てくださいと言われる盛況ぶり。

かわいいオブジェ。イタリアンにスパニッシュテイストも入ってる?

お酒もいただけます。

立派な窯で焼かれたピッツァは・・・。

きゃ~美味しそう こちらはマルゲリータ+プロシュートです。

 ナポリ風ということでパンのように厚みがあるもっちもちの生地。

 薄いクリスピータイプより私は断然こっちの方が好みです。2種類頼んだのですが、1枚ずつサーブされて、2枚目は1枚目を食べ終わるまで持ってこないというさすがの気遣い。おかげでどちらもあっつあつのピッツァを楽しめます。

2枚目。キノコのクリームシチューみたいなやつ。食べるのに夢中で最初に写真撮るのを忘れました。

食べかけで失礼(^^;

全体的にポップで可愛らしいテイスト。

 

わざわざまた足を運びたくなるグッドなお店でした


 

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緑あふれるカフェ ~兵庫県 宝塚市 Cafe Fufla~

2015-04-24 20:57:12 | グルメ

 今日は、緑なカフェのご紹介(^^)/阪急中山観音駅のすぐ近くにあります「Cafe Fufla」。

 以前、中山寺に行った時、立ち寄って気に入り、武田尾からの帰りにちょっと迂回して再訪しました。

山小屋のような外観。

あちこちに緑が。

インテリアはすべてウッド。これ、北欧ビンテージじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

『赤毛のアン』に出てきそうな可愛らしいディスプレイ。全て鳥の本です。

そして一番のお目当て、手作りのケーキ 本日はチョコレートケーキを食べました。前回はアップルだったかな。どれも甘さ控えめ、素直なお味で私好みです。

コーヒーも美味しいです。丁寧に淹れている感じ。

 

ハイキングの本がたくさん置いてありましたし、どうやらマスターはかなり山好きのよう(^w^)

この辺にはハイキングコースがありますから、帰りにちょっと一服なんていいかもしれないですね。

ただ、この日は空いてましたが、初詣で通りがかった時はめちゃ混みでした。中山寺は安産祈願で有名で、戌の日が混むみたいなので、それ以外の平日午後がお勧めです。

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実はアートな空間~東京 羽田空港~

2015-04-23 21:16:06 | 関東

 桜の季節もほぼ終わり、ゴールデンウィークが近づいてまいりました。長い休みを利用して遠出をなさる方も多いと思います。

 という訳で、本日は羽田空港のご案内(^^)/

 といっても有名ですから、既にご存じの方は多いかもしれませんが、羽田空港国内線第2ターミナルビルでは千住博画伯の作品がみられるのをご存じですか?

こちらタイトルは「風の渓谷」。千住さんらしい色彩とフォルムです。

横から見るとこんな。

エスカレーターを昇る時に見える「銀河」。天井にあるので、思わず口を開けて見てしまいます。

千住さんは、新幹線新博多駅のアートプロジェクトのディレクターをなさったり、パブリックアートに積極的に関わっていらっしゃいます。

これ、かわいいですよね!

タイトルは「MOOON」。月と牛の「モー」をかけたのかしら?

 今回、ネットで調べるうちにわかったのですが、こちらの作品はもともと2003年に丸の内で行われたパブリックアートの祭典「カウパレード」に出品されたものだそうです。1998年スイスで始まったカウパレード、美大生や有名人などが等身大グラスファイバー(遊具などに使われていて丈夫)製の牛にペイントして町中に展示するという世界各地で大人気のイベントらしいですが、この「MOOON」もその1つだったんですね。

 どおりでみなさん気軽に触ってると思いました。背中に乗る子供も多数。私が行った時は順番待ちの列ができていた(笑)。大人気です。そのため、鼻はすでにはげはげ(^^;

 そのほかにも、到着ロビーには「朝の湖畔」と「夜の湖畔」という作品が展示されているそうですが、残念ながら私は見つけられませんでした。たぶん、搭乗手続きをする人しか見られないのでしょう。

 一番見たかったのは「water shrine」というまさに千住博さんの代名詞「滝」の絵なのですが、これは国際線ターミナルの日本到着ロビーにあるので、海外から日本に到着する人しか見られないんです。

 旅する人たちの無事な帰国を祈るということで「water shrine」(水の神社)なのだと千住さんがおっしゃっているのを聞いたことがあります。パスポート切れてウン十年の私。まあ、見る機会はないでしょうね(T_T)

 悔しいので、地下鉄副都心線新宿三丁目駅で見つけた別の滝をご紹介。

これは、行けばいつでも見られます。嬉しい。千住さん、ありがとうございます(^^)

 2年ほど前に、たまたま千住さんの講演会を聞く機会がありました。ひと言で言うならば、千住画伯は魂の次元の高い人。アートは人間に絶対に必要なものだと信じ、そのために粉骨砕身、絵画に打ち込んでいる方です。

「想像してみてください。小さなコップの中にこの世のすべてを詰め込んでみてください。光、花、木、テーブル、空気・・・。駅やら車やら。コップの中はぎゅうぎゅうになります。集まったエネルギーは耐え切れずに溢れ出す。どかーん。・・・それが宇宙の始まり。エネルギーは多すぎて燃えます。それがビッグバンです」

 講演はこんなたとえ話から始まりました。

「ビッグバンのなかでいろんなものがぶつかってその中から奇跡的に地球が生まれました。その辺に転がっている石ころ。なんのへんてつもない石ころに見えるかもしれませんが、その石ころはいろんなものがぶつかってできた奇跡のかけらなんです。それを忘れないでください」

 なんとロマンチックでなんと美しい物語を語る人なのでしょうか。私は千住さんのお話に夢中になってしまいました。

「COSMETICS(化粧)の起源を知っていますか? COSMOS(宇宙)です。つるつるの人間は不安です。だから原始の人間は石や土を体につけてカモフラージュし、自然と一体になろうとしたんです。私もアマゾンに行った時、最初は不安だったけれど、部族の長が私にネックレスやブレスレットといった飾りをつけてくれた。すると、自然に守られてると感じられるようになり、アマゾンが『自分の森』になりました。遺伝子がめざめるのかもしれない」

 お墓を作るのと装飾物を身につけるのは人間だけなんだそうです。

「飾るとは世界とつながることです」

 千住さんは芸術とは、異物との調和(ハーモニー)なのだとおっしゃってました。それは人間存在の根源的なものであって、だから芸術は絶対に人間に必要なのだと。美は生きる活力であり、喜びなのだと信じてらっしゃるのです。

 千住さんが滝を描くのは、生命の象徴だからだそうです。生きものの生存の条件というのは、適度な温度と、水、それに重力。自分の滝は「水と重力」で描いているのだと。その時に、実際に制作の様子を見せてくださったのですが、ホントにひたすらいろんな道具を使って、絵の具をキャンバスに吹き付けることを繰り返し、その流れていくさまと対話しながら作品を仕上げていくという感じでした。

 仙人ではないのだから、生きていく上ではしがらみとか俗事に関わらなければいけないことも多々あるかと思うのですが、そういうものを一切感じさせずに、芸術の高みを目指すその精神が素晴らしかったです。

 大徳寺の波の絵を描いていた時、その絵を見た和尚から「貴方は『ご縁』を描きたいのじゃね」と言われたそうです。さて、私は一体何を書きたいのでしょうね? 私も美しいものが好きだし、自然が好きだし、だから、私の書く行為は、世界へのラブレターなのかなと思ったりもします。ちょっとカッコつけて言えばこの世のすべてと対話したいみたいな。そのためには、こんなちゃっちい魂では全然役不足なんですけども(^^;

 ただ、私が千住さんのお話を聞けたのもご縁、こうしてブログを読んでくださる方がいるのもご縁。そのご縁をたどって、少しでも千住さんの魂のいる高みへ近づいていきたいなと思います。

「太古の昔、月の形に似た角を持つ牛は、天体の運行を司る使者として、人々から祟められていた。今、このターミナルの作品「MOOON」は、宇宙を仰ぎ、空を見つめ、守護神としてあなたの旅の平安を祈っている。」(作品プレートより)

 

 なお、千住さんの発言に関しては、手元にあるメモをもとに書きましたけれども、私の記憶に基づいて起こしたものですので、何かありましたら全ての文責はわたしにありますことを申し添えておきます。 

 

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『櫻守』番外編 ~兵庫県西宮市 白鹿記念酒造博物館~

2015-04-22 20:48:36 | 

 先日アップした『櫻守』の記事のモデル、笹部新太郎氏が生前所蔵していたという桜グッズコレクション展に行ってきました。故八木西宮市長と笹部氏が懇意だったことから、笹部氏の死後、そのコレクションは西宮市に寄贈されましたが、この白鹿記念酒造博物館が、開館にあたって5000点以上あるという桜コレクション全部の寄託を受けて「笹部さくら資料室」が付設されました。以来、毎年春になると「笹部さくら展」が催されているそうです。上のチラシは今年のもの。

←ちなみにこれは過去の展覧会のチラシ。笹部氏のご尊顔を拝せます(^^)/ 

 タイトルの「頌桜(しょうおう)」とは、花の時期だけ注目を浴び、それ以外の季節にはかえりみられないにもかかわらず、その堅い材質を生かして版木や鼓の胴など古くから日本の文化を支えてきた櫻の木への感謝をこめて、笹部氏が吉野山に建立した「頌桜の碑」からきています。

 少なからず、耳の痛い話ですが(^^;)、そういうことで今回の展覧会は桜の木を使った道具や、頌桜の碑建立申請の笹部氏の直筆の書とか、設計図、さらには、桜にまつわるさまざまな絵や道具などがお披露目されていました。

 それこそ版木とか、箱とか桜の皮でできたたばこ入れ?みたいなのがあったのですが、印象に残ったのは笹部氏が使っていたという桜のステッキ。2本ありましたが、どちらもつやつやと滑らかな木肌で、人工的でない味わいあるカーブを描き、どっしりとした握りの部分はとてもさわりごこちが良さそう。笹部氏もお気に入りだったらしく、ステッキを持った写真が一緒に飾られていました。つやつやしてるのは使い込まれたからっていうのもあるんでしょうね、きっと。

 それと床枕(とこまくら)ってのも凄かった。いわゆる床の間の、なんていうんでしょう、立ち上がりのところ、舞台でいう「蹴込み」の部分が特殊な漆塗りでできていて、普段は単色の漆塗りなんですが、光をあてると桜の模様が浮かびあがるんです! そんな難しいことムリ、と渋る職人をくどき落として特注で作らせたといいますから、思い込んだらとことん一途、という笹部氏の性格が如実にあらわれた逸品です。ちなみに、今回は手前に巨大な懐中電灯が置いてあって(笑)、それで照らせば浮かび上がる桜を楽しむことができます。夜に、ろうそくの灯りとかでみたらさぞ美しかったことでしょう。

 笹部新太郎氏は、大阪府立第一中学(現 北野高校)、第七高等学校造士館を経て、東京帝国大学法科大学政治学科に入学と言いますから、かなりの秀才。でも結局一度も仕事をせず一生を桜にささげた方でした。桜に関する資料や美術工芸品の蒐集は、後世にできる限り桜のことを残したいという思いからだったようですが、展示を見ているとあんまり気に入らなくてもこの種類の桜の絵がないから、とか、こんなデザインの茶器は見たことがないから、とか、とにかくあらゆるデータを集めなければ気が済まないという感じで、そういうところはインテリっぽい学者魂が垣間見えます。だから桜の絵は、どの種類の桜を描いたかわかるものがお好みだったみたいですね。打ち掛けまであるんですよ! 高かったけど、家で改めて見て、やっぱり買ってよかったと思った、みたいなコメントがついてましたが、確かに、桜に鶴があしらわれて(刺繍かな、アップリケ(笑)かな)豪華で綺麗な打ち掛けでしたけど、男の方が打ち掛けを眺める図なんて、そうとう高等な風流という気がします。

 一方で、武田尾の演習林を手入れするときの道具なども展示されていて、タネをいれる籠とか、木に名札をつけるための針金を入れる筒とか、枝や蔓をはらったりするさまざまな鉈など驚くほど種類があり、自らの足で木を見て回り、一本一本、なでるように慈しんで育ててきたということがよくわかります。頭でっかちなんかではなく、十分に地に足のついた土着の人間というイメージもあるのです。記念館には笹部氏に関する新聞記事の切り抜きのスクラップが置かれていてました。写真を拝見するかぎり、若き日の実業家のように貫録ある顔から、年を重ねるにつれ、どんどん柔らかく「桜男」という異名にふさわしいお顔になっていった感じですね。91歳というご長命でしたから、晩年は徳もあるお顔だったのでしょう。

 そうそう、先日『櫻守』の記事をアップした時に、冒頭に引用した「虫がいてこそ、鳥が住みます・・・」の部分が偶然にも展示されていました。笹部氏を知る人によれば、笹部氏ご本人はまさにこんなしゃべり方だったそうです。ほのぼのとしたあたたかな人柄が本当によくわかると書いてありました。ついでに、この続きをさらに引用しておきますと

「世の人は、この道理を、あんまり知らない人が多すぎます。いまは非常時やから、濫伐、濫伐で、山をはだかにしてます。かなしい時節やといえます。けど、むかしの山というもんは、鳥が育てました。鳥が果をたべて、タネをウンチにつつんで落します。タネはウンチを養分にして、地めんに根を張ります。桜の木も、みな、こうして、日本の山にふえたもんですわ。ところが、木イを伐る。伐ったままで、植林はわすれる。これでは鳥がきまへん。山は赤むけのまま」(水上勉『櫻守』(新潮文庫刊)より)

 けっこう、きついこともおっしゃってますが、はんなりした関西弁とあいまって、ひょうひょうとした、どこか人を食った茶目っ気のある感じが伝わってきますよね。

 笹部氏は明治20年生まれの昭和53年ご逝去。私は昭和生まれで、祖母は明治生まれです。だから、かろうじて笹部氏とは同時代の接点があるわけです。(「かろうじて」ですよ!)そういう意味で、笹部氏の人生観とか生活感覚というのは実感としてわかるところもありますが、平成になって30年近くたった今、「昭和」はもう歴史上の過去の時代となったのを感じずにはいられません。ごく日本的な風土を守るために一生を捧げるのは、やはり今の時代にはなかなか難しいのではないでしょうか。土の冷たさや重み、葉っぱの青臭さ、雨の後のしっとりと包まれるような空気、そういうものは遠くなってしまいました。私も普段の生活は、最新テクノロジーに支配されてます。ブログ書いてる時点でもう、電脳バーチャル世界にどっぷり(^^;ですよね。

 平成の生活も楽しいし、別に不満はないんですけれども、やっぱり自分の肉体の重みというかそういうの感じていたいから、桜の追っかけは続けていきたいと思います。あとは、もう少し桜に恩返しできるといいな。

日本のあちこちに、笹部氏ゆかりの桜はあるそうです。見たい桜が増えて、来年の春は忙しくなりそうです。

 

 

コメント (4)
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つばめちゃん追跡中(^^)/

2015-04-21 21:02:35 | 動物

あいかわらずのへっぽこカメラマンですが、懲りずにつばめちゃん追跡中。

これは、多田神社の行きに見かけて、帰る時に望遠で激写。孤高の鳥っぽいですが、実は相棒待ち。

なんか幸せそうだな、このこの(笑)

やっぱ遠いなと思ってたら

なんと電線の上のコが近くの金網に降りてきた!

パパラッチのごとく傍のマンションの壁際に身を隠し、カメラのレンズだけ突き出して狙います。

怪しすぎる女(笑)

後ろ姿もラブリー。

すごい鳴いていると思ったら、向かいのマンションの奥に巣があって、4羽ぐらい旋回してた。

でもこれが正しい距離感かな。邪魔してごめん。がんばって子育てしてね。

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