ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

妙見山のエドヒガン~兵庫県川西市~

2015-04-13 22:08:17 | 

 兵庫県川西市にある妙見の森です。前からここのエドヒガンの群生がみたくて、天気が悪かったんですけれども、もう今日しか行けないので無理やり行ってきました。

可愛いケーブルで山の中腹まで。楽ちんです。しかし!

雨っていうか、嵐?

 

とりあえず行ってみる。おおお。いたいた(^^)/

エドヒガンの幹。ごつくてシブイ。

これはオオシマザクラ。

エドヒガン。高すぎて花の形がわかりません。

とりあえず撮ってみたものの雨がひどくてカメラが危険なので慌ててカフェに避難。

私以外誰もいません(^^;)

悔しいので、下に落ちていた花を拾ってきました。手前がエドヒガン、奥がオオシマザクラ。

この二つを掛け合わせてソメイヨシノが生まれたそうです。なるほど合作って感じしますよね。

 北摂地域にはまだ多くの里山が残っていて、このあたりでは里山を再生、維持するために様々な森林ボランティアの活動が行われているんです。ここ、妙見山にあるエドヒガンの小径もそうやって整備された場所のひとつ。ちなみにエドヒガンはすごい長寿だそうです。岐阜には樹齢1500年になるエドヒガンもあるとか。

 いやぁ、綺麗です。とってもきれいなんですよ。しかし天気が・・・(-''-;)

 カメラ持ってなければ、ちょっとくらいの雨は気にしないし、むしろ暴風雨なんて楽しいんですが。

 でも、まだエドヒガンのアップ撮れてないし、こんな天気で桜観るのも滅多にない機会かもと思い直し、カメラを上着でがっちりガードしつつ再び外へ。エドヒガンを狙います。

荒れまくる天気。

根性のアップ。

揺れる、揺れる、揺れる。

でも、この躍動感いいですね。生きてるって感じ。

「観てるとこ悪いけど、今、生きるのに忙しいから」って言われてる気がします(笑)

とても花とは思えない。吸い込まれていきそうです。

 こういう山の中で改めて見ると、桜って稀有な木なんだなって思います。あんな高いところにあんなにたくさん花をつけるなんて凄くないですか? 分類としてはバラ科らしいですが、たくましいというか無謀というか。

地上で観る桜たちは惚れ込んだ人間たちが下界に住まわせるためにカスタマイズしたんだなって思う。

そういう桜たちも、もちろんキレイで好きですけど、こういうわくわくする躍動感はない気がする。

 でも、この桜たちも彼らだけでは生きられないんですよね。手をかけてくれる人間がいるからこそ、綺麗に咲ける。そして、古来、人間はそのお返しに炭などの恩恵を山から受けていた。自然と助け合う暮らし。そういうの、ちょっと憧れる。

さて、嵐の後は足湯で一服。やはり誰もいません(笑)

でも絶景なんだなこれが。

ばいばい、またね。今度は天気のいい日に来ます。

コメント (2)
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