今年はすでにライトアップも終わり、しだれ桜も散ってしまいましたが、
六義園の記事に興味を持ってくださる方が多いのと、私自身も前回の写真に物足りなさを感じたので、やや時期外れながら、2回目のアップです。
ちなみに撮影したのは2013年の3月。すこし昔です。
柳沢吉保の性格なのかしら、きっちりかっちり、格式高いって感じのお庭。しだれ桜もきりっとして、品格があります。
まずはどどーんとこの一枚。
すごい人ですね(^^;
反対側から見てもこのとおり。
みなさんめげない。
夜間の撮影のせいか、桜の花びらがぱりぱりして見えます。
若干ピントも甘いなぁ。夜はムズカシイ。。。
葉っぱもちらほら。闇夜の花。怖いです。
しだれ桜が有名なのはもちろんですが、
広大なお庭なので、実は他にもたくさん見どころがあります。
池の向かいの松。今にも動き出しそう。
入り口付近の竹林。
池を見ながらカンテラに導かれて奥へ。
すると、ありました、桜!
不思議なフォルムです。
散った花びらが糸のように・・・。
人はなんだって、やたらとライトアップしたがるんだろうと時々思います。花だけじゃなくて、他にも建物とか、能や歌舞伎などの芸能(この場合は、「薪」という本物の火ですが)も、とりあえず、やりたがる。
幽玄の美、と言ってしまえばそれまでですが、一体何を見ようとしているのか。
闇夜に浮かぶ花たちを眺める時、「彼我の境界線」に間違いなく近づいているのだと感じます。すべての輪郭があいまいになって、一歩踏み出せばとんでもないところに入り込むんじゃないか。それは、ぞっとするような恐怖であり、同時にまた限りなくうっとりとする心地でもあります。目に見えるものだけでは不完全だということが無意識にわかっていて、足りない何かを求めているのでしょうか・・・。
いかにも東京なダークグレイの夜空の下の桜や木々。街灯もみえます。アンバランスなはずなのに調和してます。
昼と夜では、桜も全然雰囲気が違いますね(^0^)
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