防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

兵庫県佐用町 感謝のつどい

2010-08-29 18:59:03 | 災害史・災害跡・防災施設を訪れて
こんばんは


今日は、兵庫県佐用町で昨年の豪雨災害から1年経ち、「感謝のつどい」が開催さ
れました。

先日のブログでも言いましたが、私が所属する災害ボランティアの会長が行けず、ま
た他の方も行けないので、代表として行く事になりました。
もちろん代表じゃなくても行きましたが。
今回は、私1人なので、それならばと息子を連れていく事にしました。

朝10時から「感謝のつどい」が始まるので、それに合わせて家を出たつもりですが、
予定より1時間少し早く着き、昨年ボランティアをさせていただいたお宅に挨拶には
少し早すぎたので、とりあえず息子と被害が大きかった場所がどうなったか見てまわ
りました。



1年前 (佐用大橋渡り商店街までの道)


本日 (佐用大橋渡り商店街までの道)



1年前 (佐用大橋)


本日 (佐用大橋)

まだまだ写真はありますが、また機会があれば更新させてもらいます。


一通り見てまわったあとに、1度会場に戻り、時間をみて再度ボランティアをさせてい
ただいた、被災者宅に訪れましたが、1年ぶりで挨拶を済ませると私たち市民災害ボ
ランティアを憶えてくれ笑顔で出迎えてくれました。

あれから1年経ち、その後の佐用町のお話しを聞かせていただき話がつきませんで
した。
やはり豪雨災害は甚大で、何軒かの店舗は再建に向けて頑張ったそうですが、経
済的な面から閉めなければならない店舗があったりで、何軒かの店跡は空き地にな
り芝生が敷き詰められていました。





また今になって教えていただいた事ですが、今回のお宅では被災後、はじめは自分
たちで片づけをしていたみたいですが、やはりいろいろなストレスから家族内でケン
カが増えたみたいで、そんな時にボランティアセンターに依頼し、私たちが出向いた
のですが、それからは家族内でケンカもなくなり、私たちが帰った後は家族で協力し
て今にいたるみたいです。
感謝のつどいがある今日家族で私たち市民ボランティアに感謝していると話していた
時に、私が訪れたのに驚いたみたいです。
この言葉に、本当に無心であの日ボランティアをしたことを誇りに思えました。

その後、会場に再度向うのに、挨拶を済ませ被災者宅を後にしましたが、振り返ると
姿が見えなくなるまで見送ってくれていて、本当に気を遣わせてしまったと申し訳なく
思いましたが、助け合いの気持ちの大切さを改めて教えていただいた気持ちで、あ
りがたく思いました。


会場に戻ってからは、お昼ご飯を食べて、いろんな方と交流をもち、感謝のつどいの
途中でしたが、息子も疲れが出てきたので帰路につきました。



鹿カレーを食べる息子


今回の佐用町感謝のつどいで、改めて「」の大切さを思い知りました。


それでは、今晩はここで終わります。


おやすみなさい。

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2 コメント

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要援護者=災害弱者?。 (as)
2010-08-30 10:13:35
一昨日からの24時間テレビを見ていて、時々涙したことです。本番組は、何か余り好感が持てない番組でしたが、やらせでなく、本当の要介護者の補助の大変さ・本人の並々ならぬ努力があっての今日であり、丁度、災害弱者と重なる部分が多々ありました。
”ありがとう”のこの一言のありがたみ・重要さが現在の人々の心を揺さぶり、地域の復活を祈るばかりです。
 本当に、今回の佐用町の感謝の集いが今後の貴殿のステップアップになれば又、人々へ伝える大切さを理解願えれば敵なしですね。
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災害弱者 (防災 士郎)
2010-08-30 22:39:20
as様、こんばんは

私も以前から、要援護者の方は災害時に災害弱者になりうると思い、介護施設での防災ボランティアも視野に入れていましたが、いまだに実現できていません。
今後も精進し、さらなるステップアップを目指していければと思っていますので、またいろいろとご助言を頂ければと願いますので、宜しくお願いします。

いつもコメントありがとうございます。
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