こんばんは。
ご無沙汰しています
最近はこのご時世か本当にバタバタしてて、ブログのテーマであるシンポジウムも先週の土曜に参加したものがようやく今日更新できました
今回は数回に分けて更新したいと思います。
基調講演
地域防災力とは何か
~災害に強い地域社会のあり方を考える~
片田 敏孝 先生 (群馬大学大学院教授)
ここで片田先生は逃げるという問題はなかなか難しいと言われていました。
片田先生が以前、水害のあった被災地に調査に入られた際に、被災者の女性になぜ逃げなかったのかを聞いたところ、災害当初に女性宅の隣が自主防災の会長宅で、心配でどうすればいいか聞きにいき、会長よりまだ避難警報が出ていないからと言われ一度家に帰ったのですが、川の堤防が決壊する寸前に外が騒がしいので不安に思い、会長宅に訪れますがまだ警報も出ていないからと再度家に帰るのですが、恐れていた川の堤防が決壊し、女性宅にもみるみる川の水が押し寄せ浸水してしまったみたいです。
不幸中の幸いか、浸水は胸辺りまでだったので女性は難を逃れましたが、逃げろと言われないと逃げない情報依存では自分の命は自分で守るという根本的な認識の欠落で、いざ自然災害の驚異にさらされた場合には高い確率で命の危険にさらされる事になると言われていました。
また逆に群馬県甘楽郡南牧村は日本一高齢の村にも関わらず、平成19年の台風9号の土砂災害で村が孤立化しますが、逃げない年配の方たちを村の人たちがトラックなどで避難所に送ったりと、集落での密なコミュニティによる助け合いで1人の死者も出さなかった言われていました。
本当に自然災害が迫ってきた時に逃げるという行動の難しさを改めて考えさせられました。
今日はここまでとしますが、次回も今回の防災シンポジウムで学んだ続きの話と、逃げるをテーマでお話をしたいと思います。
毎年、なたね梅雨の時期が来ると花粉症で悩まされますが、世間の不景気や花粉症にも負けず防災活動に励みます
それではおやすみなさい。
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