goo

ヌルデ・1~果実

 ウルシ科ヌルデ属の「ヌルデ(白膠木)」。北海道から九州に分布する落葉小高木で雌雄異株。7~8月に枝先に円錐花序を出し直径5ミリほどの小さな花を多数咲かせる。果実は直径4~5ミリでその表面には白いリンゴ酸カルシウムが付いていて舐めると塩辛い。そのためヌルデには“ショッペノキ(塩っぺの木)”“シオノキ(塩の木)”“シオカラノキ(塩辛の木)”などの呼び方もあり野鳥や小動物にとっては貴重な塩分補給食となっている。果実を甘くして野鳥に食べられ種子を散布する方法が多いが、ヌルデはまた違った戦略を取っている。
コメント ( 26 ) | Trackback ( )

アキノノゲシ・2~果実

 キク科アキノノゲシ属の「アキノノゲシ(秋の野罌粟)」。草丈は1メートルを超えるほどになり秋に茎の上部に円錐花序を出して直径2センチほどの頭花を多数咲かせる。果実は冠毛の付いた痩果で花後に球体状に熟し風に飛ばされていく。これは北野台の林縁のもの。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )