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シャクジョウソウ・2~花

 片倉城跡公園の林内に生育する「シャクジョウソウ(錫杖草)」。ツツジ科(←ギンリョウソウ科・イチヤクソウ科)シャクジョウソウ属の多年性菌従属栄養植物で自身では葉緑素を持っていない。この界隈では大塚西公園、長池公園や周辺の谷戸などで見られる。
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イシミカワ・1~保井寺

 タデ科イヌタデ属の「イシミカワ(杠板帰・石見皮・石膠)」。初夏に直径5~6ミリの目立たない花を短穂状に付け、花後にはカラフルな果実で目立つようになる。花弁は無く萼が5裂してあまり開かない。イシミカワは全国に分布している一年草で、道端や河原など陽当たりが良くやや湿った場所に生育する。ここは堀之内の保井寺付近の空き地だが、縄張りされ集合住宅建設の看板が立っている。ここでは来年から見られなくなりそうだ。
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ミヤマナミキ・1~開花

 高尾山の登山道脇で見られる「ミヤマナミキ(深山浪来)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で6~8月に長さ4~5センチの花序を伸ばし直径5~6ミリの花を数個付ける。上唇は兜状に膨らみ下唇は上唇より大きく白地に紫色の斑点がある。海岸の砂地に生育する同属のナミキソウ(浪来草)に似て山地に生育することから名付けられている。
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キバナノショウキラン・2~花

 ラン科ショウキラン属の「キバナノショウキラン(黄花鐘馗蘭)」。花の構造は他のラン科植物と同じになるので確認しておこう。花は上向きに咲き花の後方に1枚の背萼片と2枚の側萼片が拡がっている。前面上部に2枚の側花弁が傘にように覆い被さりその下に花弁より短い唇弁がある。その下に距が丸まっている。
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ユーカリノキ・2~開花

 小宮公園“けやきの小道”で咲き始めた「ユーカリノキ(有加利樹)」。フトモモ科ユーカリノキ属の常緑高木でオーストラリアやニュージーランド原産。6月に多数の雄蕊を持つ花を咲かせる。ここにユーカリノキがあるのを今年の春に知り開花を待っていた。ユーカリノキは約500種以上あり、その名は属の総称でもある。フトモモ科植物は精油を含んでいるものが多く医薬品やアロマテラピーなどに利用される。葉を揉んでみるととても良い香りがあった。ユーカリノキはその葉から精油成分のテルペン(terpene)を放出するがオーストラリアの乾燥地帯ではユーカリノキ林のテルペン濃度が高くなり自然発火で山火事を起こす原因にもなっている。
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ギンバイカ

 上柚木公園“ソフトボール球場”付近に植栽されている「ギンバイカ(銀梅花)」。フトモモ科ギンバイカ属の常緑低木で地中海沿岸原産。フトモモ科(Myrtaceae)植物は主に熱帯・亜熱帯地域に分布している木本植物で、花は放射相称になり多数の雄蕊があるのが特徴になる。また葉や枝に精油を含んでいて香りの良いものが多い。ギンバイカも葉を揉んでみるとユーカリノキに良く似た芳香があった。
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キバナノショウキラン・1~高尾山

 高尾山の登山道のあちこちで初夏に顔を出す「キバナノショウキラン(黄花の鐘馗蘭)」。ラン科ショウキラン属の多年性菌従属栄養植物で自身では葉緑素を持たず根に共生する菌根菌から養分を吸収している。長い花柄の先に直径2センチほどの花を付けるが、この花の形を中国に伝わる魔除けの神の“鐘馗様”に見立てて名付けられている。
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ユキザサ・2~若い果実

 片倉城跡公園に生育している「ユキザサ(雪笹)」。キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)マイヅルソウ属(←ユキザサ属)の多年草で春に雪のような純白の花を咲かせ果実は秋に赤く熟す。写真は若い果実の様子だが、果柄には鈴なりではなく3個しか無い。秋に熟す頃まで残っているかどうか心許ない。
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イガホオズキ・2~開花

 ナス科イガホオズキ属の「イガホオズキ(毬酸漿)」。萼片の表面にイガイガの突起物があることから名付けられている。花期は6~7月で直径1センチほどの目立たない花を下向きに咲かせる。当地では以前長池公園で見ていたが、他の草に紛れてしまったのかいつの間にか見られなくなってしまった。これは奥高尾“日影林道”のもの。
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ユーカリノキ・1~小宮公園

 小宮公園“けやきの小道”で見られる「ユーカリノキ(有加利樹)」。フトモモ科ユーカリノキ属の常緑高木で樹高は20メートル以上はありそうだ。和名は属名の“ユーカリプタス(Eucalyptus)”から来ていて属の総称でもある。種類は約500以上あるようだ。オーストラリアやニュージーランド原産で日本へは明治時代初期に渡来した。コアラがこの葉を好むことで知られており、オーストラリアの国樹になっている。
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