元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ベニバナトチノキ・1~冬芽
ムクロジ科(←トチノキ科)トチノキ属の「ベニバナトチノキ(紅花栃の木)」。ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)とアメリカ原産のアカバナトチノキを交配させて作られた園芸品種で日本には大正時代に渡来した。5月頃、枝先に円錐花序を付け紅色の花を多数咲かせる。トチノキの冬芽は樹脂を出してベトベトするが本種は艶がある程度でベトベトしない。
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散歩道・11~北浅川勝手橋
八王子市の中央をほぼ東西に一級河川“浅川”が横断している。陣馬山和田峠付近を源流とする案下川(あんげがわ)が上恩方で醍醐川と合流して“北浅川”となり滝沢川や山入川を集めていく。一方、小仏峠東麓の浅川神社付近を源流とする小仏川には裏高尾の日影沢、小下沢、蛇滝の霊水などが流れ込み案内川と合流して“南浅川”となる。八王子市役所付近で“北浅川”と“南浅川”が合流して“浅川”となりその先は日野市を通り高幡不動の先の万願寺辺りで多摩川本流に出る。
私はこれまでの高尾登山で南浅川水系には少し馴染みがあるが北浅川水系は全く行ったことが無いので少し遡ってみた。“南浅川”の分岐点から一部未舗装の土手道を4~5キロ進んだところに写真の橋がある。この小橋は右岸の大楽寺町と左岸の西寺方町を結んでいるがすぐ近くには撤去を求める国土交通省の警告看板がある。しかしこれを作った地元住民にとっては生活に必要な橋で、これが無ければ350メートル上流の陵北大橋まで遠回りすることになるし下流側の松枝橋までは2.5キロもある。この小橋の幅は90センチほどで工事用のパイプと足場で組み立てられており中洲を経て左岸側にも橋がある。もちろん橋の正式名は無いが地元住民が勝手に作ったということで通称は“勝手橋”。川が増水すると流されれてしまう“流れ橋(沈下橋)”だが、そのたびに地元住民が協力し合って復元しているらしい。
私はこれまでの高尾登山で南浅川水系には少し馴染みがあるが北浅川水系は全く行ったことが無いので少し遡ってみた。“南浅川”の分岐点から一部未舗装の土手道を4~5キロ進んだところに写真の橋がある。この小橋は右岸の大楽寺町と左岸の西寺方町を結んでいるがすぐ近くには撤去を求める国土交通省の警告看板がある。しかしこれを作った地元住民にとっては生活に必要な橋で、これが無ければ350メートル上流の陵北大橋まで遠回りすることになるし下流側の松枝橋までは2.5キロもある。この小橋の幅は90センチほどで工事用のパイプと足場で組み立てられており中洲を経て左岸側にも橋がある。もちろん橋の正式名は無いが地元住民が勝手に作ったということで通称は“勝手橋”。川が増水すると流されれてしまう“流れ橋(沈下橋)”だが、そのたびに地元住民が協力し合って復元しているらしい。
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マメザクラ・1~冬芽
長池公園“中央園路”で見られる「マメザクラ(豆桜)」バラ科サクラ属の落葉小高木で、その名の通り樹高は低くヤマザクラのような大木にはならない。また下向きに咲く花も小振りで、満開になってもソメイヨシノなどのような華やかさは無い。冬芽もヤマザクラやオオシマザクラよりは小さく毛は見えない。富士山周辺や箱根などに自生していることから「フジザクラ(富士桜)」や「ハコネザクラ(箱根桜)」とも呼ばれている。
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アリノトウグサ・4~草もみじ
アリノトウグサ科アリノトウグサ属の「アリノトウグサ(蟻の塔草)」。草丈は15~30センチで茎の下部に長さ8~9ミリの葉が対生に付き秋には紅葉する。今は野はすっかり枯れ色だが地面にわずかに紅葉が残っていた。花期は夏で茎の中ほどに点々と小さい花を咲かせる。雄性先熟で花弁の長さはわずか1.5ミリほど。果実は秋に熟す。
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センブリ・3~果実
リンドウ科センブリ属の「センブリ(千振)」。関東地方以西の陽当たりの良い丘陵地などに分布している。秋に円錐状の花序に5弁花を咲かせ果実は蒴果で熟すと先端が2裂して種子を零す。果実は長さ1.5センチほどで種子は既に出し終えたようだ。
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ウチワゴケ・3~雨後
コケシノブ科アオホラゴケ属の「ウチワゴケ(団扇苔)」。コケの名が付くが苔類ではなくシダ植物で山地の湿った岩肌などに密生する。団扇のような葉は直径1センチほどで乾燥すると折り畳まれるが雨などで濡れると拡がる。葉の上に見えるラッパ状のものは包膜で直径は1ミリにも満たない。これは東中野公園の遊歩道脇の岩に着生しているもので、晴れの日が続いていた冬の間は萎れていたが、春の雨の後で大きく開いた。
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ミツマタ・2~葉痕
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の「ミツマタ(三叉・三椏)」。樹高は1~2メートルの落葉低木で本年枝が必ず三つ又になる。早春に枝先に頭状花序を付け筒状の小花が40~50個咲く。写真は葉痕で中央に1個の維管束痕がある。
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