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ツクバトリカブト・1〜小山内裏公園

 小山内裏公園の林内に咲く「ツクバトリカブト(筑波鳥兜)」。キンポウゲ科トリカブト属の多年草で東北地方南部から中国地方辺りまで分布しているが、筑波山で最初に発見されたことで名付けられている。ヤマトリカブトに似ているがヤマトリカブトの葉は3~5中裂し切れ込みが浅いのに対して本種は3全裂する。雌蕊の心皮は3室あり果実は3つの袋果になる。
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ヒメスミレ・3~果実

 松木地区のアスファルト道路の隙間に生えている「ヒメスミレ(姫菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で春にスミレより小さい濃紫色の花を咲かせていた。スミレの仲間は春に綺麗な開放花を咲かせて別の個体との交配を行い遺伝的に多様性を持つ強い種を作るが、春以降は他の草が伸びるためにそれらとの競争を避け開放花ではなく省エネスタイルの閉鎖花を作って自家受粉で種子を大量生産している。写真は閉鎖花から出来た果実。零れた種子で小さな群落を作っている。
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