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オカタツナミソウ・1~花後

 シソ科タツナミソウ属の「オカタツナミソウ(丘立浪草)」。低山や丘陵地のやや日陰に生育する多年草で5~6月に茎の上部に長さ2センチほどの直立した筒状の花を咲かせる。花後は唇形の萼片が大小の皿状になり、熟すと蓋の上唇が取れ下唇の上の4分果が零れ落ちる。写真では緑色の大きな皿が見え、それを取り除いたものがそのすぐ上のもの。果実は緑色だが熟すと黒褐色になる。写真下部に見える淡褐色の小皿は、既に果実を零した後の下唇。タツナミソウの仲間ではこのような姿を見ることが多い。
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キミノクロガネモチ

 大塚ぼうげ公園に植栽されている「キミノクロガネモチ(黄実黒鉄黐)」。モチノキ科モチノキ属の常緑高木で、クロガネモチのように赤ではなく黄色い果実を付ける変種。クロガネモチはモチノキに似て葉柄や若い枝が赤黒いことから名付けられているが、本種の葉柄は淡緑色になる。
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