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番外編・18~首都圏ネットワーク

 毎週月曜~金曜の夕方、首都圏で放映されている『首都圏ネットワーク』というローカルニュース番組がある。その中に“わたしのイチオシ”というコーナーがあり視聴者からの投稿写真を求めている。そこで7月にブログに掲載した“ハウルの動く城のミニチュアのようなクサカゲロウの幼虫”の写真を投稿したところ、一昨日(9/2)の放送で紹介された。“NHKプラス”に登録していれば後からでも見られる。
 ちょうど10年前に某大手民放からブタクサの花粉の飛散写真を番組で紹介したいという依頼がありテレビ初登場を果たしたが今回は私からの押し売りで2回目となった。また面白い写真が撮れれば投稿してみよう。
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番外編・19~入道雲

 朝から30℃超えになったこの日、少しでも涼を求めようと高尾山に向かった。いつものように午前中に山を歩き午後1時過ぎに1号路を下っていると、遠くから『ゴロゴロ』と雷鳴が聞こえ始めた。それまでカンカン照りだった空が見る見るうちに黒くなりケーブルカー高尾山駅辺りで雨がポツリと降ってきた。それならケーブルカーで早く下山しようと思ったが時既に遅く土砂降りの雨になりかなり近くでものすごい落雷が轟いた。頼みのケーブルカーは安全確保のためにしばし運休となり、止む無く駅前の店の中で雷雨をやり過ごすことにした。
 これまで“稲妻”を撮影したことが無かったのでカメラを構えたが結局“稲妻”の撮影は失敗した。雷雲は30分後に通り過ぎその後は嘘のような青空。私はケーブルカーの運転再開を待たずに1号路を歩いて降りてきた。
 写真の入道雲はその2時間前、奥高尾“一丁平”で撮った入道雲。遠くから見るのは力強くてとても良い形だが、この真下では大変な風雨になる。このブログは植物メインだが、虹や夕焼けなど自然現象も撮っている。今回は“稲妻”は撮れなかったが、その他、最近良く発生する“雨柱”なども撮ってみたい。
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番外編・18~アオノリュウゼツラン果実1

 日比谷公園で7月10日開花した「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の常緑多年草でメキシコ原産。数十年に一度開花し結実した後は枯れてしまう。写真は若い果実で蒴果になり熟すと縦に割れて黒い種子を多数出す。普段は日比谷公園に来ることはないが機会があれば熟した果実や種子を見てみたい。
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番外編・17~リュウゼツラン葉

 キジカクシ科(←リュウゼッツラン科)リュウゼツラン属の「リュウゼツラン(竜舌蘭)」。その多肉質の葉を竜の舌に喩えている。葉の1片の長さは1~1.5メートルになりその縁には黄色い斑が入る。そもそも葉に黄色い斑が入らないアオノリュウゼツランが基本種であり本種は観葉植物として栽培されていたが、日本に最初に入ったものが斑入り種でそれをリュウゼツランと呼んだために後から入ってきた基本種のほうにやむなく“アオノ”の名を冠することになった。写真は千代田区の日比谷公園のもので後方には葉に斑が無いアオノリュウゼツランが開花している。

♪♪夾竹桃の花は 紅い花
  私の涙は 銀の鈴
  お諏訪の森の風は
  日見の峠を越えて来る
  親の便りをのせながら
  あの人の面影を しのばせて
  龍舌蘭の夢は 白い夢
  私の心は 灰神楽
  寺町通りの風は
  銅座の川から吹いて来る
  夢を見るには 醒め過ぎて
  見返り柳を ふるわせる
(『女郎花』
作詞・作曲:さだまさし 歌:グレープ 昭和50年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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番外編・16~夏富士

 日本人にとって富士山はかけがえのない存在であり、太古から信仰の対象としてだけでなく文化芸術の世界でも富士山を対象としたものは数えきれない。関東平野からはどこからでも富士山を見ることができる。私が子供の頃は高い建物はほとんど無く、近所の空き地から遠くに富士山が見えていた。今はどこに行っても富士山が見えるかどうかを確認するのが身についてしまっている。もう半世紀ほど前になるが、私が勤めていた会社の東京本社ビルが千代田区大手町にありその高層階からは100キロ先の富士山が綺麗に見えていた。夕陽の方向なので“赤富士”がとても美しかったが昭和55年に2~3キロ先に赤坂プリンスホテルが完成するとその姿が半分隠れてしまい。ガッカリしたのを覚えている。
 国立市で建設中の分譲マンションが“富士見通り”から富士山が見えなくなるとして周辺住民がかねて建設計画に反対していたが、先日、施工者は引き渡し直前のビルを解体することに決めた。この問題に対しては色々な意見があるが、そもそも計画当初の段階でもっとしっかりと議論しておけばこんな結果にはならなかったとは思う。
 写真は数年前、サラリーマン時代に出張の際に飛行機から“夏富士”を撮ったものだが、お蔵入りにするのはもったいないので載せることにした。上空から見る富士山もまた美しい。ちなみに“春富士”“秋富士”“冬富士”はこちら。
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番外編・15~アオノリュウゼツラン花

 キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。日本では数十年に一度開花して一生を終える一捻性(一回結実性)多年草で発芽してからの“栄養成長期”に多肉質の葉を次々に出して栄養を蓄え、数十年後の開花期になると“生殖成長”に切り替わり養分が葉から花茎へ移って急激に伸びる。花は下方の花序から咲き始め2週間ほどで最上部の花序まで咲き進む。花は雄性先熟で雄蕊が良く目立ち雄蕊が枯れ始めると雌蕊が成長する。
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番外編・14~アオノリュウゼツラン草姿

 キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。メキシコの熱帯地帯原産で発芽してから開花するまで数十年掛かりその後は枯れてしまう一稔多年性植物。原産地では10~20年で開花するが、日本では数十年に一度開花するので“幻の花”とも呼ばれている。
 しかし今年は日本各地でリュウゼツランの開花情報が届いている。ここ千代田区の日比谷公園のほか、横浜市港南区、愛知県知多市、兵庫県伊丹市、兵庫県加古川市、鳥取県米子市、長崎県平戸市などで開花し、珍しいところでは東京ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンの敷地内でも咲いたようだ。
 専門家によるとこの一斉開花の理由のひとつは、昭和30年代以降のサボテンブームで各地の公園や緑地に植えられたものが60~70年経って開花期を迎えたというもの。もうひとつは近年の温暖化によるものだ。今夏は昨年よりも更に暑さが厳しく夜の気温も25℃を下回らない熱帯夜の日が多い。この日本列島の亜熱帯化がリュウゼツランの生育に適した環境になったと考えられる。
 日比谷公園のアオノリュウゼツランはそれまではせいぜい3メートルほどだったが、公園職員が5月17日に真ん中の茎が伸び始めたのに気づいた。その後1日10~20センチずつ伸び見る見るうちに高くなって7月10日の開花時には草丈は7.7メートルまで伸びた。茎の伸びは開花直前にはほぼ止まったという。
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番外編・13~アオノリュウゼツラン開花

 千代田区の日比谷公園で開花した「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の常緑多年草で“100年に一度咲く花”とも言われている。公園職員が5月17日に真ん中の茎が伸び始めているのに気付き、見る見るうちに7メートルを超え7月10日に開花したという。花は下方の花序から咲き始めこの日は最上部の花序まで咲き進んでいた。公園資料によるとこの株は1960年頃の写真に写っておりそれ以前に植えられたとみられる。以前当地で咲いた株はせいぜい2メートルほどだったが今回はかなり高い。
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番外編・12~多摩川羽村堰

 多摩川河口から約54キロ遡ったところに“羽村堰”がある。写真の上方が多摩川上流で本流は左側から下流に向かう。中央の取水口から玉川上水が始まり右下に向かって流れていく。この取水口と玉川上水は江戸時代に建設され1653年(承応2年)に完成した。玉川上水は当時爆発的に人口増加した江戸の住民のための上水道で羽村堰から取水して四谷大木戸までの全長約43キロになる。高低差はわずか92.3メートルしかなく、これは100メートル進むと21センチ下るという極めて緩い勾配になる。現在とは比べものにならないほど測量技術が低かった時代にここまで緻密に設計されたのは驚きではある。
 この日は猛暑日予想だったが、午前8時に自転車で自宅を出発。国道16号線を北上し拝島橋を渡ってから多摩川沿いのサイクリング道路を遡る。水鳥公園、福生南公園などを通過して羽村堰に到着。自宅からは約22キロになる。この後狙いのカワラニガナを撮るためにもう800メートルほど進み花を撮ってから帰路についた。午前11時には自宅に戻り往復約45キロのサイクリングだったがしっかり日焼けした。ちなみに八王子市の最高気温は37.2℃だった。

♪♪みどりの風も さわやかに
  にぎるハンドル 心も軽く
  サイクリング サイクリング
  ヤッホー ヤッホー
  青い峠も 花咲く丘も
  ちょいとペダルで 一越えすれば
  旅のつばめも ついてくる ついてくる
  ヤッホー ヤッホヤッホー ヤッホー
  行こうよ君と どこまでも
  はずむ銀輪 リズムに乗って
  サイクリング サイクリング
  ヤッホー ヤッホー
  波もささやく 浜辺の道を
  若い歌声 合わせて走りゃ
  潮のかおりが 夢を呼ぶ 夢を呼ぶ
  ヤッホー ヤッホヤッホー ヤッホー
(『青春サイクリング』 作詞:田中喜久子 作曲:古賀政男 歌:小坂一也
(JASRAC許諾第J210129422号)
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番外編・11~ヤモリ

 我が家の洗面所の窓に張り付いている「ヤモリ(家守)」。ヤモリ科ヤモリ属の爬虫類で秋田県以南や中国東部、朝鮮半島に分布している。「ニホンヤモリ(日本家守)とも呼ばれるが日本固有種ではなく平安時代以降に大陸から渡来したと考えられている。体長は12~13センチで淡褐色の身体に斑がある。
 写真は家の中から窓を撮ったものでこの後外から撮ろうと思ったが残念ながら逃げられてしまった。以前、雨戸を開けた拍子に張り付いていたヤモリが中の畳に落ちたことがあった。トカゲと違って動きは遅いのでそっとつまんで外に出してあげた。ヤモリは昆虫やクモを捕食し人間に対して嚙みつくことはない。“家守”の字の通り家を守るものとして大事にする風習がある。
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