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センニンソウ・4~奥高尾

 奥高尾“一丁平”付近で見られる「センニンソウ(仙人草)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本で北海道~九州の山野に広く分布している。8~9月に直径2~3センチの白花を多数咲かせる。蔓が拡がり大群生になると藪全体が純白で見事な眺めになるが、全草に毒があり牛や馬は食べないために牧草地では有害雑草になる。花後の痩果の様子を仙人の髭に見立てて名付けられている。
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コボタンヅル

 長沼公園“野猿の尾根道”の林縁で蔓を伸ばしている「コボタンヅル(小牡丹蔓)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本でボタンヅルの変種。ボタンヅルの葉が1回3出複葉になるのに対して本種は2回3出複葉になる。関東~中部地方の山野に分布しており8~9月に直径2センチほどの白花を多数咲かせる。花弁は無く4枚の萼片が十字形に拡がる。センニンソウに良く似ているが小葉が3浅裂しているので“ボタン”の名を付けられている。
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ムクロジ・8~傘平緑地

 傘平緑地に生育している「ムクロジ(無患子)」。ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木で新潟県、茨城県以西の山地に自生し寺社などに植栽されていることもある。初夏に枝先に円錐花序を出し直径4~5ミリの花を多数咲かせる。写真は若い果実で直径1.5~2センチの液果。この後黄褐色に熟していく
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ナツフジ・4~果実

 大塚公園外周で見られる「ナツフジ(夏藤)」。マメ科ナツフジ属のつる性落葉木本で東海地方以西に自生している。関東地方は分布域ではなく当地の専門家によればこれは国内帰化種の可能性が高いようだ。7~8月に長さ10~20センチの総状花序に淡黄白色の蝶形花を咲かせ果実は長さ10~20センチの豆果になる。
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ミヤマハハソ・5~果実

 高尾山“4号路”で見られる「ミヤマハハソ(深山柞)」。アワブキ科アワブキ属の落葉低木で6~7月に枝先に円錐花序を出し直径4ミリほどの小花を咲かせる。写真は果実でひとつの直径は3〜4ミリ。“ハハソ(柞)”はコナラの別名で、葉がコナラに似ていることから名付けられているが科は異なる。高尾山系では何ヶ所かで見られるが、花も果実も地味なので見逃して通り過ぎてしまうことがある。

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ツリバナ・4~果実2

 南大沢二号緑地で見られる「ツリバナ(吊花)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木で春に直径1センチほどの目立たない花を咲かせ果実は秋に稔る。直径1.5センチほどの球形の果実は熟すと5裂して、朱赤色の仮種皮に包まれた種子がぶら下がる。
 私はこの地に新居を構えて20年以上になるが、その時から始めたウォーキングで植物観察の面白さを知ったが、そのきっかけとなったのはイシミカワの果実ノブドウの果実、そしてこのツリバナの果実などだ。ウォーキングをしていると道端の野草や街路樹の名前が気になりそれを調べていくうちにこのブログが始まった。ウォーキングは次第にランニングになり54歳を過ぎて市民マラソンには60回以上出場しフルマラソンは4回完走することになった。
 コロナ禍のトレイルランで右膝の半月板損を傷傷しもうレースには出られないが自転車を漕ぎながら相変わらず植物観察三昧の日々を過ごしている。ちなみに整形外科医の許可があったので今年の4月下旬からフィットネスジムのトレッドミル(ランニングマシン)で1週間に5回の割合で3キロを走っている。時速8キロ程度なのでレースに出ていた頃の時速10~12キロには及ばないが20~30分走って汗を流しその後サウナと水風呂で整っている。
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ハクウンボク・2~果実

 上柚木“湯沢歩道橋”脇に生育している「ハクウンボク(白雲木)」。エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木で5~6月に長さ10~20センチの総状花序を出しエゴノキに良く似た白い花を多数咲かせる。エゴノキの果実は枝から直接ぶら下がるのに対して本種の果実はエゴノキの果実よりも大きく果序にまとまって付いている。
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スイフヨウ・2~開花

 アオイ科フヨウ属の「スイフヨウ(酔芙蓉)」。フヨウの園芸品種で咲き初めは白く日が暮れる頃に赤くなる一日花。その様子を酒を飲んで顔が赤くなる人に見立てて名付けられている。なかなか洒落た命名ではある。

♪♪一杯だけや言うて
一杯で終わった奴は見たことない
明日がしんどいことは
ま〜とりあえず置いといて飲んでまう
他にたくさん楽しいことが
なんぼでもあることはわかるけど
あ〜何で何で何で
人は酒を飲むのでしょう
あ〜何で何で何で
今日も酒を飲むのでしょう
(『人は何で酒を飲むのでしょう』
作詞・作曲:ファンキー末吉 歌:六角精児バンド 2019年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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レダマ・2~莢

 マメ科レダマ属の「レダマ(連玉)」。地中海沿岸原産の落葉低木で日本には江戸時代初期に渡来した。和名はスペイン語の“retama"に由来するようだ。5~6月に黄色い蝶形花を枝に連なるように咲かせるので当て字の“連玉”はなかなかセンスある命名だと思う。サクラソウ科のクサレダマはこの花の付き方に似ているということで名付けられたが、そちらはどうも『?』と思わざるを得ない。写真は果実の莢で中の種子は既に無くなっていた。
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マルバノキ・6~若い果実

 マンサク科マルバノキ属の「マルバノキ(丸葉の木)」。中部地方以西の山地の渓流沿いなど分布する落葉小高木で当地では庭木や公園樹で見られる。花期は10~11月で写真は若い果実。果実は蒴果で熟すと果皮が裂開して中の種子を遠くに飛ばす。同じ科のマンサクも果実が熟すと同じように種子を飛ばす
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