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ウマノスズクサ・2~小宮公園

 パリオリンピックで日本チームのメダルラッシュが続いているが、馬術障害団体で日本が銅メダルに輝いた。オリンピックの馬術競技でメダルを獲得したのは92年前、ロスアンゼルス大会の西竹一(バロン西)さん以来の快挙になった。
 近年の団体競技では『侍ジャパン』『なでしこジャパン』『日の丸飛行隊』など色々名付けられているが今回の馬術チームは平均年齢41.5歳で名付けられたのが『初老ジャパン』。40歳で初老と呼ばれるのはつらいという意見もあるが、古来より40歳は老境に入り掛けた年頃で何とも頼もしい初老でないだろうか。私はもうすぐ古稀を迎える前期高齢者だがまだまだ元気でいたいものだ。ちなみに還暦は満年齢だが、それ以降は数え年が習わしらしい。しかし現代の古稀は満年齢とすることも多いようなので、できれば私ももう1年の猶予が欲しい。
 さて先般、他のブログで紹介されていたが、”18歳と81歳の違い”を面白可笑しく表現しているものがあったのでここで触れておこう。これは人気テレビ番組“笑点”のお題だったようだ。私はこんな81歳にはならないように若くありたいが、思い当たる節もたくさんある。

・道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳
・心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳
・偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳
・恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳
・まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳
・自分探しの旅をしているのが18歳、迷子になり皆が探しているのが81歳
・ドキドキが止まらないのが18歳、動悸が止まらないのが81歳
・恋で胸を詰まらせるのが18歳、餅で喉を詰まらせるのが81歳
・早く20歳になりたいのが18歳、できれば20歳に戻りたいと思うのが81歳
(独り言:自動車は安全運転モットーで未だ無事故無違反 骨は大丈夫だが半月板は損傷 血糖値はまだ大丈夫でγGTPも改善 今でも恋したい 昔のことは良く覚えている 今でも青春18きっぷで旅したい 荒井由実ではないが、あの日に帰りたい)

 写真はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の「ウマノスズクサ(馬の鈴草)」。本州以南の陽当たりの良い野原や河川時に分布するつる性多年草で葉の形が馬の顔に似ていて花がその首に付ける鈴のように見えるので名付けられている。オリンピックのメダルラッシュを喜んでいるようだ。これは小宮公園のもの。
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ヒメアメリカアゼナ・1~花

 アゼトウガラシ科(←ゴマノハグサ科)アゼトウガラシ属の「ヒメアメリカアゼナ(姫亜米利加畔菜)」。北アメリカ原産の一年草で関東地方以西の河川敷や水田などの湿地に生育している。当地の専門家にこの存在を聞き初めて見ることができた。草丈は7~8センチで7~10月に長さ2ミリほどの白い唇弁花を咲かせる。同属のアメリカアゼナは全草が無毛だが本種は茎に腺毛がある。
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番外編・18~アオノリュウゼツラン果実

 日比谷公園で7月10日開花した「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の常緑多年草でメキシコ原産。数十年に一度開花し結実した後は枯れてしまう。写真は若い果実で蒴果になり熟すと縦に割れて黒い種子を多数出す。普段は日比谷公園に来ることはないが機会があれば熟した果実や種子を見てみたい。
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カワミドリ・3~唇弁花

 シソ科カワミドリ属の「カワミドリ(河碧・川緑)」。日本全土の山野に生育する多年草で草丈は80~100センチ。7~9月に茎頂に花穂を出し紫色の唇弁花を多数咲かせる。小花の花冠は長さ8~10ミリ。上唇は浅く2裂し下唇は3裂して中央裂片が大きい。雄蕊は4本で下の2本が長く花冠から突き出ている。
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番外編・17~リュウゼツラン葉

 キジカクシ科(←リュウゼッツラン科)リュウゼツラン属の「リュウゼツラン(竜舌蘭)」。その多肉質の葉を竜の舌に喩えている。葉の1片の長さは1~1.5メートルになりその縁には黄色い斑が入る。そもそも葉に黄色い斑が入らないアオノリュウゼツランが基本種であり本種は観葉植物として栽培されていたが、日本に最初に入ったものが斑入り種でそれをリュウゼツランと呼んだために後から入ってきた基本種のほうにやむなく“アオノ”の名を冠することになった。写真は千代田区の日比谷公園のもので後方には葉に斑が無いアオノリュウゼツランが開花している。

♪♪夾竹桃の花は 紅い花
  私の涙は 銀の鈴
  お諏訪の森の風は
  日見の峠を越えて来る
  親の便りをのせながら
  あの人の面影を しのばせて
  龍舌蘭の夢は 白い夢
  私の心は 灰神楽
  寺町通りの風は
  銅座の川から吹いて来る
  夢を見るには 醒め過ぎて
  見返り柳を ふるわせる
(『女郎花』
作詞・作曲:さだまさし 歌:グレープ 昭和50年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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シマサルスベリ・10~蕾

 ミソハギ科サルスベリ属の「シマサルスベリ(島百日紅)」。鹿児島県~琉球に自生する落葉高木で樹高は20メートル以上になる。当地では自生は無く神代植物公園やここ昭和記念公園で見られる。6~8月に白い花を咲かせるがサルスベリよりも花期は短いようだ。今夏は神代植物公園で初めて開花を見ることができたが、高木で枝が高く望遠レンズで何とか花を確認した。昭和記念公園の株は目の高さに枝を伸ばしているので間近で見られると期待して先月から何回か様子を見に来ているが、全く花が咲く気配が無かった。シマサルスベリに表年、裏年の性質があるとは聞いたことが無いし、猛暑の影響もそもそもシマサルスベリは南方の樹なので暑さには強いはず。この日は20日振りに訪れると枝先にいくつか花序が出て蕾が確認できた。やっとここでも開花が見られそうだ。写真の奥に見える褐色のものは去年の果実の殻
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ナツフジ・3~大塚公園3

 大塚公園外周の生け垣に蔓を伸ばしている「ナツフジ(夏藤)」。マメ科ナツフジ属のつる性落葉木本で東海地方以西に自生している。関東地方は分布域ではなくこれは国内帰化種。花期は7~8月で長さ10~20センチの総状花序を出し長さ1.5~2センチの淡黄白色の蝶形花を多数咲かせる。旗弁の中央は少し濃い色になる。
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番外編・16~夏富士

 日本人にとって富士山はかけがえのない存在であり、太古から信仰の対象としてだけでなく文化芸術の世界でも富士山を対象としたものは数えきれない。関東平野からはどこからでも富士山を見ることができる。私が子供の頃は高い建物はほとんど無く、近所の空き地から遠くに富士山が見えていた。今はどこに行っても富士山が見えるかどうかを確認するのが身についてしまっている。もう半世紀ほど前になるが、私が勤めていた会社の東京本社ビルが千代田区大手町にありその高層階からは100キロ先の富士山が綺麗に見えていた。夕陽の方向なので“赤富士”がとても美しかったが昭和55年に2~3キロ先に赤坂プリンスホテルが完成するとその姿が半分隠れてしまい。ガッカリしたのを覚えている。
 国立市で建設中の分譲マンションが“富士見通り”から富士山が見えなくなるとして周辺住民がかねて建設計画に反対していたが、先日、施工者は引き渡し直前のビルを解体することに決めた。この問題に対しては色々な意見があるが、そもそも計画当初の段階でもっとしっかりと議論しておけばこんな結果にはならなかったとは思う。
 写真は数年前、サラリーマン時代に出張の際に飛行機から“夏富士”を撮ったものだが、お蔵入りにするのはもったいないので載せることにした。上空から見る富士山もまた美しい。ちなみに“春富士”“秋富士”“冬富士”はこちら。
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カゴノキ

 クスノキ科ハマビワ属の「カゴノキ(鹿子の木)」。関東地方以西に分布する常緑高木で樹高は20メートルにもなる。まだら模様の樹皮を鹿の子に喩えて名付けられている。花期は9月頃だが高木になるために今までその花を見たことが無い。写真は蕾の様子で目の高さで見ることができた。開花期に忘れずに見に来よう。
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番外編・15~アオノリュウゼツラン花

 キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。日本では数十年に一度開花して一生を終える一捻性(一回結実性)多年草で発芽してからの“栄養成長期”に多肉質の葉を次々に出して栄養を蓄え、数十年後の開花期になると“生殖成長”に切り替わり養分が葉から花茎へ移って急激に伸びる。花は下方の花序から咲き始め2週間ほどで最上部の花序まで咲き進む。花は雄性先熟で雄蕊が良く目立ち雄蕊が枯れ始めると雌蕊が成長する。
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