元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
散歩道・1~火災

専門家によると火がこれほどまで燃え広がっているのは“樹冠火”と呼ばれる現象で針葉樹林で発生することが多い。針葉樹は枝葉が適度な間隔で並んでいるため上方に簡単に燃え広がり樹冠(樹の上部の枝葉が繁っている部分)まで燃やしてしまう。
森林火災は“林地火災”と“樹木火災”に分けられ、林地火災は“地表火”と“地中火”、樹木火災は“樹冠火”と“樹幹火”に分けられる。“樹幹火”は樹の胴内を燃やすため火は外に出ることは少ない。ともあれ一刻も早い鎮火を望んでいる。
さて昨日午前中に鑓水の野猿街道を走っていると前方の丘の向こうから煙が上がっている。『すわ、山火事か!』と思い“子ノ神(ねのかみ)谷戸”に向かって撮ったものがこの写真だが山火事にしては黒煙が濃い。これはこの丘の先の八王子バイパス鑓水出口で停車中の大型トラックに乗用車が突っ込み車両火災を起こしたものだった。上空ではヘリコプターが飛びニュースにもなっていた。
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散歩道・32~2024大晦日

一方、ドジャースに移籍した大谷翔平選手の50-50やMVP満票獲得、将棋の藤井聡太七冠の活躍、大関琴桜の初優勝など明るい話題には心が癒される。
さて年末恒例の“来年の宿題”を整理しておこう。今年は新たにアカネハナワラビ、アメリカキンゴジカ、アメリカノリノキ、イチビ、イッサイサルスベリ、オオチゴユリ、オオバキスミレ、オオバキハダ、カタバエノコログサ、ジョウザンアジサイ、ヒメアメリカアゼナ、ヒメゴウソ、ヒメチドメ、ヒレタゴボウ、ヒロハノアマナ、ピンクノウゼンカズラ、フジノキシノブ、ポンポンアザミ、マツバゼリ、ミドリミツバウツギ、モミジウリノキ、ヤガミスゲ、ヤマジノギク、ユウスゲ、レダマなどを掲載できた。
来年の宿題は以下の通りとしたい。
<当地で生育情報があるが未確認のもの>
アフリカフウチョウソウ、オサムシタケ、オノエヤナギ、カントウマユミ、キツネノタイマツ、サクライカグマ、サワシバ、ヌカイトナデシコ、ホシザキカタバミ、ミズマツバ、ヤマゼリ、ユキラッパタケなど。
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に未確認のもの>
イケマ果実、イヌエンジュ花、キイジョウロウホトトギス花、コウヤマキ雌花、ジョウザンアジサイ花、ツタウルシ雌花序、ドイツトウヒ花&果実、ネコヤナギ雌花、ホドイモ果実、マルバチシャノキ花
<当地の希少植物で毎年確認したいもの、過去に見ていたが消滅したもの>
アオテンマ、アキノハハコグサ、イワボタン、ウシタキソウ、オオマツバウンラン、オカオグルマ、キカラスウリ、キクモ、キヌガサタケ、キバナノショウキラン、キミノツルウメモドキ、コマキノスミレ、サツキヒナノウスツボ、サワトウガラシ、サワルリソウ、シロテンマ、シロバナモジズリ、スズサイコ、ツルネコノメ、トウゲシバ、ナンバンハコベ、ハクウンラン、ヒンジガヤツリ、マルバフジバカマ、ミズマツバ、ヤマホオズキなど。
写真は昭和記念公園”かたらいのイチョウ並木”。今年も拙いブログにお越し下さいまして有り難うございました。来年も宜しくお願い致します。どうぞ良い年をお迎え下さい。
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散歩道・31~長沼公園擁壁工事2

擁壁工事現場を上から見るとすぐ下には昭和時代に開発された住宅団地が拡がっている。ひと昔前はこういう眺めは普通だったが、昨今はゲリラ豪雨の土砂崩れで被害が多発している。景観よりも人命第一になるのは当然だろう。
写真中央に流れるのは多摩川支流の浅川でそのすぐ手前に京王線がある。ちょうど電車が通っているところだがおわかりだろうか。
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散歩道・30~長沼公園擁壁工事1

公園の西側には栃本尾根があるがそのすぐ隣は昭和時代に整備された日本邸宅団地がある。団地は公園の崖下からすぐ拡がっているが、最近その崖の補強工事が始まった。写真の上部は栃本尾根の遊歩道がある。遊歩道から見ると以前は急峻な崖に様々な雑木が生えていたがそれらが一旦全て伐採されて写真のような足場が組まれた。擁壁工事が完成すればコンクリートの升目がむき出しになるのだろう。景観は極めて悪くなるが昨今のゲリラ豪雨などによる崖崩れ被害を想定すればこの工事は止むを得ない。
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散歩道・29~リニア(仮称)神奈川県駅3

ご存知の通りリニア中央新幹線はJR品川駅が始発駅で次の駅がこの神奈川県駅になる。その間は全て地下トンネルになり、この駅も地下30メートルに設置されている。駅の延長は約680メートル、最大幅は50メートルになり8階建てビルがすっぽりと収まるほど。掘削した後、底部から駅を造り上げる“順巻き工法”で、最終的には掘削で出た土で埋め戻し駅は地下に隠れる。駅の地上部は広域交流拠点として整備され新たな街に生まれ変わる。
写真は山梨県側から東京方面を見たもの。左側の鉄道駅はJR横浜線・京王相模原線の“橋本駅”で、JRは右上方向に直進しその先にJR相模原駅周辺の市街地が見える。京王相模原線は写真中央上から上方にカーブし少し進んで再度左にカーブする。写真左上部奥の緑色が横に長く繋がって見える部分が小山内裏公園で京王相模原線はその下をトンネルで抜けて私が住む“南大沢”に進む。
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散歩道・28~ヤギ除草

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散歩道・27~東京スカイツリー

工事が始まってからはスカイツリー施工会社から工事現場見学の機会を頂き基礎部分や“心柱”などを見たり、竣工直前には展望台に昇ることもできた。当時の東武鉄道“業平橋”駅前は静かな雰囲気だったが、“東京スカイツリー”竣工により駅名が“とうきょうスカイツリー”に変更され、今は“東京スカイツリー”と“東京ソラマチ”として賑わっている。この界隈はすっかり変わってしまった。
写真は当地の“鑓水峠”から東の方向で見ることができた“東京スカイツリー”。直線距離は約43キロでその左には東京都庁(当地から約32キロ)、右端にはドコモビルが確認できる。鑓水峠から北北東に目を向けると白い屋根の西武ドーム(ベルーナドーム)も見える。
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散歩道・26~長池見附橋

時代背景は昭和初期で当時の街並みが随所に再現されている。その映像の中で『あっ!!』と思ったのが写真の橋。初回放送で登場してからその後何回か映っている。この橋は当地の長池公園に掛かる“長池見附橋”で、これはもともと大正2年(1913年)にJR中央線四ツ谷駅上に架けられた都内最古の陸橋である“四谷見附橋”だった。その初代の“四谷見附橋”は新宿通りの拡幅計画により架け替えられることになり平成3年(1991年)に二代目の“四谷見附橋”が竣工した。そして初代の橋体はここ多摩ニュータウンに移築されることになり平成5年(1993年)に“長池見附橋”として竣工した。
橋のデザインは赤坂離宮(現:迎賓館)を意識したネオバロック様式で橋脚部分の赤レンガは花崗岩で縁取られており今ではすっかりニュータウンの風景に溶け込んでその美しいアーチを“姿池”に映している。ドラマをご覧の際には是非ご注目頂きたい。
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散歩道・25~2023大晦日

さて年末恒例の“来年の宿題”を整理しておこう。今年は新たにアオヤギソウ、アキノハハコグサ、アサダ、アズマカモメヅル、イワタバコ越冬芽、ウンモンチク花、エゾスズラン、オオフタバムグラ、オオマツバウンラン、オヘビイチゴ、オンツツジ、カモジグサ、カワラサイコ、カワラニガナ、カワラノギク、キヌガサタケ、クルマバナ、ゲッカビジン、コガネヤマドリ、コシダ、サクラタチツボスミレ、サツマイモ花、シソバタツナミ、ジュンサイ花、シラユキゲシ、シロウツボホコリ、シロバナアキノタムラソウ、シロバナガガイモ、シロバナキツネノマゴ、シロバナコバノタツナミ、シロバナノダケ、ジンダイアケボノ、スエコザサ、タマガサノキ、ニセシマニシキソウ、ハナビラニカワタケ、ハルタデ、ヒメカナワラビ、ヒメシロウテナタケ、ヒメミズワラビ、フクロツルタケ、ベニバナマメアサガオ、ホシアサガオ、ホソバシュロソウ、マツグミ、マルバマンネングサ、ムジナモ、ヤマカモジグサ、ヤマタツナミソウ、ヤンバルミチヤナギ、ヨウラクボク、ヨコグラノキなどを掲載できた。
また今年1月から集中して行った野鳥観察ではアオゲラ、アオジ、アオバズク、イソヒヨドリ、エナガ、オオバン、オナガ、カワラヒワ、キセキレイ、キビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒレンジャク、ホオジロ、ルリビタキなどを新たに加えることができた。
来年の宿題は以下の通りとしたい。
<当地で生育情報があるが未確認のもの>
アフリカフウチョウソウ、イチビ、オサムシタケ、オノエヤナギ、カントウマユミ、キツネノタイマツ、サワシバ、トウゲシバ、ヌカイトナデシコ、ヒロハノアマナ、ホシザキカタバミ、ミズマツバ、ユキラッパタケなど。
<存在は確認できているが、花、果実、種子など部分的に未確認のもの>
イケマ果実、イヌエンジュ花、カギカズラ花、カゴノキ花&果実、キダチアロエ花、キハダ花、クララ果実、コウヤマキ雌花、スズカケノキ花、セイヨウバクチノキ熟果、ツタウルシ雌花序、ネコヤナギ雌花、ドイツトウヒ花&果実
<当地の希少植物で毎年確認したいもの、過去に見ていたが消滅したもの>
アオテンマ、アキノハハコグサ、イワボタン、ウシタキソウ、キカラスウリ、キクモ、キミノツルウメモドキ、コマキノスミレ、サワトウガラシ、シロテンマ、シロバナモジズリ、ヒンジガヤツリ、ヤマホオズキなど。
写真は昭和記念公園”かたらいのイチョウ並木”。今年も拙いブログにお越し下さいまして有り難うございました。来年も宜しくお願い致します。どうぞ良い年をお迎え下さい。
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散歩道・24~タヌキ

多摩ニュータウンは東京都の八王子市、町田市、多摩市、稲城市にまたがる多摩丘陵に企画・開発された日本最大のニュータウンで、東西約15キロ、南北約5キロに広がり面積は約2,884ヘクタール。開発にあたっては多摩丘陵の自然を計画的に残しつつ大規模開発が進められたが、それでもそこに棲む小動物はかなりの数が追いやられてしまった。スタジオジブリ制作の『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)は多摩ニュータウンで静かに生活していたタヌキたちに人間社会の開発の嵐が押し寄せこれにタヌキたちが抵抗して人間を懲らしめるという風刺映画だった。
私は7年前の夜にこの近くでタヌキのような小動物が目の前を横切るのを見たことがあった。その時は暗くて良くわからなかったが当地の専門家が緑地や道路脇の何ヶ所かでタヌキの"溜め糞”を確認しておりタヌキが棲息しているのは間違いなかった。この緑地にはイノシシもいたが最近は目撃情報は無い。タヌキは雑食性でエサになるネズミやミミズなどはまだまだ多くいるはず。少し痩せているように思えるが交通事故などに遭わず長く生き延びて欲しい。この日はシロバナキツネノマゴを初めて見つけて帰る途中でタヌキに出会ったのは何かの縁だろう。遠藤周作さんではないが、我が家も"狐狸庵”と名付けても良さそうな環境にある。
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