ジンチョウゲ・1~後継

 早春に漂う「ジンチョウゲ(沈丁花)」の香りは何ともいえない。転居してきてすぐに鉢植えを庭植えした。狭い鉢から出してあげれば何の心配もなく成長するものだと確信していた。何せ初めてのガーデニングであり、ジンチョウゲの性質なんて知らない。ある日突然ジンチョウゲの葉色がくすみ、枝から生気が消えた。訳も分からずオロオロするうちにあっという間にジンチョウゲはその生涯を終えてしまった。あきらめきれずすぐまた株を買ってきたのは言うまでもない。 “ジンチョウゲの突然死” は、園芸書で読んだが後の祭り。『それでは・・』 と園芸書の勧める挿し木でスペア作りに挑戦。挿し木は鉢のブルペンで順調に育ち、今や “後継者” としての地位を固めつつある。『登板はいつでもOK。早く鉢から出してくれ。』 と訴えている。とは言え、地植えした親株のほうはまだまだ元気で、花の数では比較にならない。残念ながら交替はまだまだ先。
 心配なのは後継者のほうの突然死。親よりも長く生きるという保証はない。『そんなに心配なら、後継者のスペアでも作ったらどう?』 との囁きが聞こえる。『また挿し木?』 という声も聞こえてくる。
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散歩道~小山内裏公園コース

 ラフェット多摩から京王相模原線の北側にある遊歩道。ここはソメイヨシノのトンネルになっていて良い雰囲気。周りは公団のマンション群でビオトープなどもきちんと整備されている。 “うずまき公園” “わきみずひろば” と名づけられた公園もある。道幅は広く道自体が公園の一部だ。歩いているうちに少しずつ線路から離れてきたが、ここで左に折れてマンションの間に線路に向かう小道がある。実はここがハクモクレン並木。ふだんは普通の路地だが、3月の数日間にそれは素晴らしい場所に一変する。サクラ並木は何度も見てきたが、ハクモクレンの並木は初めて。期間限定のお勧めの道。
 元に戻ってさらに遊歩道を西に進むと、そのまま小山内裏公園に入る。正面の大田切池は、以前川岸だったところを堰き止めたもの。大正池(上高地)のように枯れ木が池の中からたくさん生えていてなかなかの見もの。多摩ニュータウン通り沿いの大田川の源流がここらしい。
 大田切池から散策道を少し登ると、 “津久井往還” と呼ばれていた道がある。 “鮎道” ともいうらしい。サンクチュアリの整備はさすが。山道から急に大きな舗装道路にでる。右は鑓水小山緑地で多摩美大方面に続くがここは左へ。この舗装道路は、その昔戦車の訓練用道路で、地元の人はこれを “戦車道路” と物騒な名前で呼ぶ。今は戦車はおろか自動車も通らない。まあ時々暴走自転車が通る程度。コナラ、エゴノキ、ミズキ、ケヤキと、気持ちの良い林間コースが続く。右手には、相模川の平地の向こうに丹沢山系が連なっている。残念ながらここからは、富士山の頭が一部見えるだけ。富士山を見るには、あまり良い場所とはいえない。木々の間からは、町田の市街地も見渡せる。2キロほど歩くと斎場につき、ここが公園の東端になる。戦車道路は平坦だが、その他の周回道は適度なアップダウンがあってウォーキングにはちょうど良い。この公園では、キクイモに始まり、ゴンズイ、ムラサキシキブなどずいぶん色々な花や樹の名前を覚えた。
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ヒマワリ・1~花畑

 ラフェット多摩のニュータウン通りに面した花畑が、春の菜の花から、夏の「ヒマワリ(向日葵)」に変身。毎年恒例のことだが、目を楽しませてくれる。去年は台風のせいで、ヒマワリは散々な目にあったが、今年は今まで順調にきているようだ。このまま花が終わるまで、台風にはご遠慮願いたい。
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