犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

バンコク便り~タイの日本食

2015-05-21 23:20:46 | バンコク便り

 機内泊でバンコクの空港についたのが現地時間の朝5時。ホテルにアーリーチェックインして一時間ほど仮眠したあと、午前中の会議に臨みましたが、居眠りが出るのを抑えられませんでした。

 その日の夜は現地の日本人駐在員といっしょに食事。

「食事はどうしますか。日本料理、中華、タイ料理なんでもいいですけれど…」

「あっ、さっきクン○○(タイ人職員の名前)に、お店を選んでくれるよう、お願いしちゃったんですけれど…」


 駐在員に任せるとたいていは日本料理にされてしまうので、そういう残念な事態にならないように、先手を打ったのでした。

「他国から出張者が来るときは、日本料理が多いんですか」

「ええ、タイ料理なんかにしたら、殺されますよ(笑)」


 タイには、周辺の東南アジア諸国の日本人駐在員がよく出張に来て、水準の高いバンコクの日本料理を堪能するんだそうです。

 私は香港、インドネシア、シンガポールしか行ったことがありませんが、確かにそれらの地の日本料理と比べると、バンコクの日本料理店のレベルは高い。日本人が板前をやっているところが多く、競争も激しいので、質が落ちないのでしょう。

「アメリカの日本料理なんて、ひどいですよ。中国人や韓国人がやっているところがほとんどですから」

「タイ人がやってるところは、変な店もありますね」


 オフィスの近くにはショッピングセンターがあって、いつも出張のお土産(お菓子)をそこで買うのですが、そこに「Sukishi」という奇妙な店があります。

 回転寿司のような店構えなのですが、ベルトコンベアで回っているのが、寿司には限らないいろいろな食材。

 それぞれのテーブルにはガスコンロがあります。

 いわゆるタイスキと寿司を混合した店で、「すきやき+すし=すきし」ということのうようです。

 タイスキはすきやきというよりしゃぶしゃぶ。何でも放り込むので、最後のほうは汁がどろどろになって、何の味かわからなくなる。

 何回か連れていってもらいましたが、最近は行かないことにしています。でも、タイ人でけっこう賑わっているところから見ると、タイ人の口には合っているのでしょう。

 ここで出る寿司は、ワサビが別なのかなと思いましたが、確かめることはできませんでした。


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