「いまタイで戦争が起こってるんですよ」
「えっ,戦争?」
出張初日,事務所から会食に向かう車内での会話です。このところ,エジプトの状況に目を奪われていて,タイ関連のニュースには注目していませんでした。
「で,どこと?」
「カンボジアです」
隣国カンボジアとの,国境紛争のようです。国境地帯に世界遺産に登録された遺跡があり,タイ,カンボジア両国が互いに領有権を主張しているらしい。
「死者が出てるそうですよ」
問題の遺跡は,ヒンズー教のプレアビヒア遺跡。もともとクメール人(カンボジア)が建てたものですが,タイのアユタヤ朝がカンボジアのアンコール王朝を倒した15世紀以降,タイ領土になり,カンボジアがフランスの保護国になったときにタイがカンボジアに割譲。以来,係争に地になっていましたが,カンボジアは自国領土として世界遺産に申請し,それが認められちゃったことから問題が再燃している。
「今度,赤シャツグループが,アピシットの弱腰の対応に抗議してデモをするそうです」
赤シャツとは,旧タクシン政権を支持する一派。新たな政府攻撃の理由を見つけたようです。
「で,黄色のほうもそれに同調する動きがあります」
黄色は反タクシン,親国王で,アピシット支持派。それがこの問題に限っては赤と歩調を合わせるらしい。
「そういえば選挙はどうなったの?」
「11月っていっていたけど,延期になりました。今度は4月かな」
どこの国も,負けるとわかっている選挙をする政府はいないようで。遺跡問題でアピシットが窮地に立たされれば,いよいよ選挙は遠のきます。
穏やかな国民性,と勝手に思い込んでいたタイが,国民こぞってカンボジアに強く出ることを望んでいるというのは意外でした。
「えっ,戦争?」
出張初日,事務所から会食に向かう車内での会話です。このところ,エジプトの状況に目を奪われていて,タイ関連のニュースには注目していませんでした。
「で,どこと?」
「カンボジアです」
隣国カンボジアとの,国境紛争のようです。国境地帯に世界遺産に登録された遺跡があり,タイ,カンボジア両国が互いに領有権を主張しているらしい。
「死者が出てるそうですよ」
問題の遺跡は,ヒンズー教のプレアビヒア遺跡。もともとクメール人(カンボジア)が建てたものですが,タイのアユタヤ朝がカンボジアのアンコール王朝を倒した15世紀以降,タイ領土になり,カンボジアがフランスの保護国になったときにタイがカンボジアに割譲。以来,係争に地になっていましたが,カンボジアは自国領土として世界遺産に申請し,それが認められちゃったことから問題が再燃している。
「今度,赤シャツグループが,アピシットの弱腰の対応に抗議してデモをするそうです」
赤シャツとは,旧タクシン政権を支持する一派。新たな政府攻撃の理由を見つけたようです。
「で,黄色のほうもそれに同調する動きがあります」
黄色は反タクシン,親国王で,アピシット支持派。それがこの問題に限っては赤と歩調を合わせるらしい。
「そういえば選挙はどうなったの?」
「11月っていっていたけど,延期になりました。今度は4月かな」
どこの国も,負けるとわかっている選挙をする政府はいないようで。遺跡問題でアピシットが窮地に立たされれば,いよいよ選挙は遠のきます。
穏やかな国民性,と勝手に思い込んでいたタイが,国民こぞってカンボジアに強く出ることを望んでいるというのは意外でした。
日本も竹島問題があります。サンフランシスコ講和条約で1905年の日本による編入の正当性が認められていますが、それを占拠しているのですから、韓国は何時まで経っても実効支配することなどできないんですけどねぇ。(お馬鹿な日本のマスコミが「韓国が実効支配している」なんて言っていますが、あれは実効支配とはいえません。不法占拠です。)
タイはカンボジアを自分たちより弱い相手、カンボジアには勝てる、そう思っているのでしょうね
負けるけんかはしない
勝てそうな相手としかけんかしない、これがけんかに勝ついちばんの極意
いつもいじめられている弱い者が自分より弱いものをいじめる、これも世にありがちなこと
議論に勝つには勝てる相手としか議論しないこと
議論しても負けそうな相手はシカトする
AHOさん、そうですよね?
中国からも,ロシアからも,韓国からも強く出られているということは,自衛隊が弱そうに見えるからかもしれないですね。