日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2010年12月3日 京都旅行3日目(年末年始3/6)雪の京都 白い金閣・銀閣を見る

2010-12-31 20:09:37 | ふさおまき(オス)日記
これはもう大わらわ、という雪の東山上、ウェスティン都ホテル。
ホテルのメインロビー周辺は彼女いわく、欠航の空港ラウンジ状態です。
長い列のチェックアウトに私が並んでいる間に、妻は要領よくコンシュルジュで
タクシーを手配してくれます。
送迎バスも待ちのタクシーも大行列で、一族郎党大変そうだ、と他人事ながら
心配になるのですが、この妻の機転のおかげで、私たちはのんびりソファで
迎車待ちを決め込みます。

それでも、人が通る毎に扉から侵入してくる冷気は確実に足元から忍び寄ってきて、
座っているだけでも冷え込んでは来たりします。
車が来るのは11時30分、3時間の観光予約でヤサカタクシーさんをお願いしています。
今日お付き合いいただいたドライバーは、Iさん。宮崎出身で定年後に京都で
タクシー業界に転じた方とのこと。人懐っこくてお話が楽しい、さすが南国の人!
ただし、寒さと雪はあまり好きではない・・・ということで、一生懸命ハンドルを
慎重に握ってくれたのでした。
市内の交通は、大晦日でそれほど多くは無いのですが、底冷えの京都とはいえ雪が降ることは
少ないそうで、まとまった雪は3年ぶりではないかとIさんはおっしゃいます。
道のあちこちで立ち往生した車が動けなくなり、特に登り道の途中で赤信号に
引っかかったりするともう動けなくなります。
乗ったタクシーも、後ろの駆動輪だけがスタッドレスだそうで、時には滑ったりも
します。札幌で4年過ごした私たちにはそれほど驚く動きでもありませんでしたが・・

平均スピードは20キロくらいでしょうか、でもタクシーに乗ってよかった。
晴れていれば歩いていけないでもない銀閣寺ですが、今日は無理でした。
駐車場からお寺に上がっていくだけでも、足の指先は氷のようです。
そして見てください、この白い風景の中の銀閣寺。





銀閣には月が似合うとは言いますが、白く包まれた雪景色はもう
月世界にある楼閣という感すらあります。
今は多くの観光客に見上げられる銀閣ではありますが、
あの3階の間に腰をすえ、白い庭園と林を見やれば心も静かに
わが中へ帰ってくるというものでしょう。



そして金閣。昼を越したこともあって、人ではさらに増えています。
特に外国からのお客様が多いこと。中国語は予想通りですが、
ヒンドゥーも聞こえてきたりして。
押すな押すな状態で、小道を行くと、おお見えてきました。
池越しに浮かぶ金色の楼閣。
これぞ世に聞こえる、白衣をまとった金閣。





口々に興奮気味の声が聞こえてきます。ガイドさんも結構おどろいて
いたりして。こんな金閣見たこと無い、と。
池の周りを回り、少しづつ近づいて金箔が伸ばし着いた壁を見上げると
先ほどの夢見る気持ちから、今度はなかなかに、大きな財に裏打ちされた
欲望の力を感じたりはいたしました。



遠めでしかも雪に包まれるという、天の配慮は
金閣寺を最も美しく、かつ謙虚さのあり方を伝えるものなのかもしれません。

2つの建造物を見ただけでほぼ2時間30分、昼の2時を回り大晦日の
観光は終わりにして、2010年の旅行も最後ということにしました。
烏丸御池までタクシーで送ってもらい、最後まで丁寧な話し方で
楽しいガイドをしてくれたドライバーのIさんとも別れ、帰省の電車に・・
普通なら乗るはずなのですが、まだお買い物が続くのがふさおまき。
妻はPAGON三条店に向かって、昨晩のPAGON祇園店でもらった
「2店めぐればウサギの手ぬぐい差し上げます」プレゼントをもらい、
そのまま帰るのが可愛い店員さんには言えない私は、鶴のめでたい友禅柄の
ボクサーブリーフなんてものを買ってしまったのでした。

そして今度こそ最後。
実家に土産の丸小餅を高島屋地下で買い、
南座前の天下一品でラーメンを食べておしまいです。



ではでは皆様、良いお年を。
私は西宮、彼女は岡本で年を越します。
2011年も良い年となりますように。







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