日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2010GW長崎旅行 旅日記 4日目 佐世保~有田~唐津到着まで

2010-05-05 01:04:28 | 旅行記
旅も4日目になると、移動に慣れてきます。
仕事なら、これからが本番というところでしょうが、休暇旅行となると
もう最終盤。でも、楽しいイベントがまだまだ続きます。

チサングランドホテルの朝ごはんはいつもなら7時からなのに
今日は6時50分からあけていると、一部の泊り客にだけ耳打ちを
してくれました。それほど混雑の予想がされているからだそうです。
推察するに、佐世保に人が多く泊まるのは、ここから車で30分ほど行った
有田で第107回陶器市が開かれているからです。

いつものようではなく、ここでぴゅーんと有田へ。
今回のコーディネートを担当する(めす)が最大のイベントと位置づける陶器市は
駐車場が最大の難関と読み、
しっかり昨年の情報まで集めて、中心部からは500mほど離れているけれど、
道路規制からは外れているので、後の移動もしやすい西部駐車場を目指しました。
あさ8時でも既に人はかなり集まり始めています。500円なりの料金を払い
いざ会場へ。いや、いや、会場といっても、延々5キロちかく。
有田駅前から、東有田駅へと続く街道に並ぶ陶器の店店・・・
来客も多いけれど、店も多い。デパートで知った店もあれば、窯元直営もあり、
卸しやさんもある。この地で陶石・カオリンを見つけたという李参平氏直系の
店も・・・焼き物の数、種類といったらいくつになるのでしょう。さらに同じ
デザインでも、大中小、湯飲みに手塩皿大鉢にと・・・もちろん手ひねりの作品は
色や質感も微妙に違いますし。私たちには読み取れない、一級品、二級品、難有品などの
区別も。ああ、全く見ても見てもあきません。
面白いし、不思議にこのような日常使いのものは、想像力が働かせやすく、
欲望心の少ない私でさえ、手を伸ばしたくものが沢山あるのですから、
彼女の目の輝き方といったら、目を見張るほどです。
割に早くに、前から欲しかったという深川製磁さんの丼を交渉の末、2個買うからということで
半額近くまで値切り、手に袋を抱えて楽しそう。
作家ものは、確かに渋いけれど値も高いし、日常使いには難しそうだし。
その中間くらいの、そこそこ高くて気高い(薄い作品が多いのですが)ものも欲しくなりつつ、
決定打がなく・・・

途中で作業場を陶器市の休憩所に開放している店でお茶を飲んだりして、
2時間ほぼ歩き詰め、すっかり足が棒になった私と、こういう欲しいもの探しでは
乳酸がたまらない体質の(めす)は、石場神社などもまわって、12時20分東有田発の陶器市列車に
乗って有田に戻り、車を悠々取戻し、少し離れた場所にある、チャイナオンザパークに
向かったのでした。
こちらは深川製磁さんが、山一つを工場や美術館にしてしまった、緑の中の磁器ワールドです。
陶器市はこちらも会場になっており、まあいろいろ掘り出し物も並んでいます。

とはいえ、まずは腹ごしらえ、レストランもあるのです。
本当は雑誌で見た、ロハスメニューが深川製磁の器で楽しめるというのを食べるつもりで
いたのですが、お腹のなり方が尋常ではなく、そんな予定をすっかり忘れ、
車を止めた場所のすぐそばにあった軽食所でハンバーガーをいただきました。
これがヒット。佐世保で食べ損ねたのを、少なくともイメージとしては取り戻しました。
バンズもパティも大きいこと大きいこと。それにざっくりレタスが挟んであって、
味はトマトケチャップでけれんみなく。すきっ腹にがつんときました。

食べ終わって向かったのが、一番奥にあるレンガの建物。
かつてのパリ万博で栄誉賞をもらったという大きな壷が飾ってあったり、
歴代将棋の名人王位の方々ゆかりの展示がしてあったりする中、
深川さんの新製品や、一級品が並び、高級そのもの。案内してくれる
スタッフも上品で明るい笑顔で、私たちの買いたそうなものを紹介してくれます。
目をたっぷり楽しませてもらい、
心が動きつつ、足は別のアウトレット館。
時は14時。いきなり始まるアナウンスは「ただいまよりタイムセール」
運良く目の前で始まりました。
そして、なんと幸運にも(めす)が欲しかった、松葉模様の深鉢が、
せ、せ、千円で!との声。
彼女も、いつもよりはやや積極的に、とはいえ周りの方々よりは若干控えめに
輪に加わるもので、傍から眺める私には、いつ限定数がなくなってしまうかが
どきどきもの・・・しつつ、彼女は部事、夏目漱石と器の交換を果たしたのでした。
満面の笑顔とともに!

さあ、今日はあと唐津へ向かい、期待の宿・洋々閣さんでくつろぐのみ、
と行かないのが今回の欲張り旅行。
途中の伊万里道の駅に立ち寄り、唐津に入ってからは、ずらりと駐車場待ちで車が並ぶ
唐津城に駆け上る。
そして、宿には「他の皆さんもうおつきです」という時間にチェックインして、
19時からの、海の幸ずらりと並ぶ、桜鯛の煮つけが、これまでのどこでいただいた
煮魚より味がしみかつ身がしっかいりした逸品をコースの一品とした
見事なお献立を堪能することになったのです。


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