大晦日、京都四条烏丸のホテル日航プリンセスの和朝食を美味しくいただき、
危うく年末映画の「風と共に去りぬ」にハマりそうになるのを抜け出して、
時雨そうな重い空を抱きながら東山方向に足を向けます。
入り口は銀閣寺道です。
ほとんど街の中からスタートです。
目指すのは、大文字と比叡山の連なりの肩あたり。
さくじつに引き続き、ブラタモリ案件です。
キーワードはホルンフェルス、なんですが、ある種の双耳峯の事で、できる過程に由来があります。
その説明はブラタモリを復習してもらうとして、目指す肩の辺りは、花崗岩台地です。下から川沿いに登っていくと、その特徴を見ることができます。
川沿いに転がる石はもちろん、
川底の砂が、この木々に覆われた下でも輝いて見えます。
山中の花崗岩が風雨に削られ、細かい粒となって流れてきています。
ちなみに、市中を流れる白川の名前の由来も、花崗岩由来の砂地の色と聞きました。
地形の妙味を目にして、
厚く積もった落ち葉を踏みしめながら、
ホルンフェスの肩を抜け、
比叡山への急登へ取り付く前に下山しました。
修学院の裏から東大路へと道を辿れば、
そこは京都でも有数のラーメン街道です。
お腹がペコペコだったので行列に並ぶのはバスして、
店内待ち程度の人気店、「めんや鶏志」さん
鶏白湯のつけ麺は、濃厚でいながらくどくは無く、深い味わい。
太麺はモチモチの上しっかり濯いで水気を切ってくれているので、
麺の味わい喉越しだけに集中できます。
腹が満ちたら、厄落としに鴨川の合流点に行きました。
タンタンたん、とリズミカルに飛石を渡って、来年への勢いも良し。
これで京都もさようなら。
皆さん、良いお年をとあまねく神社仏閣に祈り捧げて、四条烏丸に戻るのでした。