日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

蓬莱に言祝ぐ

2016-11-20 07:09:19 | 旅行記
おはようございます。
ブースカです。いま、熱海の伊豆山に来ています。



流麗な墨跡は僕が心を込めて書いたんです、と言いたいけれど流石に無理。
泊まったお宿の大女将に書いてもらいました。

今は『界 熱海』と呼んでいるけれど、それよりもずっと長い年月を『蓬莱』という名前で宿を構え、
東日本随一の格式を誇る名旅館として知られていました。
建物の作り、障子や天井の装飾、そして書画骨董にお茶お花。
日本文化として語られる様々な事を、宿泊という時間の中で見せてもらえる宿で、
その要として豊かな経験と知識人を持っているのが、
女将なのでした。

伝統の宿も、過ぎる時代の中で、様々な解決すべき現実的な課題があったのでしょう。
数年前に星野リゾートグループに買い取られ、
今の『界 熱海』に変わったのでした。

今回やってきたのは、
フサオマキさんたちが、結婚25周年を迎えて、
SAさんのお母さんと妹家族のみなさんが、
お祝いの会、銀婚式を催して下さるとの発案を貰って、
ryoさんが、ならばこの宿で、とお願いしたのでした。

画像の書は、お膳のとき、テーブルに敷かれていたもの。
誰が書いてくれたのか、と思ったら、なんと蓬莱の女将が座敷に現れ、
私が書いたとわざわざのご挨拶を頂きました。
宿の名前が変わり、女将は
どうしたのかと思ってましたが、
どうやら格式を守る、アドザイザーのような立場でいらっしゃるようです。

そんなちょっと驚きの出会いも含めて、
お母さんや妹家族の皆さんに祝ってもらい、
フサオマキ夫婦はいつも以上に幸せそうな笑顔でいるのでした。