日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

第11回神奈川マスターズ陸上競技 五種競技記録会 今季最終戦

2008-11-15 23:19:12 | マスターズ陸上(オス)
八時ちょうどではないけれど、今日は線路付け替え工事で
特急あずさが中野発になっているJRではない、小田急の
新宿駅から8時10分発特急江ノ島号に乗って、神奈川県大和市へ。
さあ、今年のトラック競技最終戦は五種。
自己ベストをずらりそろえるぞ!とこの二週間、全日本マスターズ後の
弛緩した体を引き締め直してきましたが、
会社同僚たちのマスクもしないセキ拡散攻撃にやられ、
悪寒と喉痛のまま、マスクをしてロマンスシートにぐったりして
いました。
が、競技場で戦う相手を前に弱みを見せるわけにはいきませぬ。
下車後はさっとマスクをはぎとり、徒歩五分の、
線路沿いでマンションに囲まれ、なんかポケット感のある
大和市スポーツセンター陸上競技場に到着。
結構なにぎわいに驚きつつパンフレットを繰ると、皆さんまあ
全国から。北海道、長野、石川など各所属陸上競技会名が並びます。
昨年の倍は人数が集まっているようです。

五種競技は、最低五時間はかかります。
長い先に備え、体を大事にするために、アップは
JOGと軽い流し二本で済ませ、ウインドブレーカーに
フリースまでまとって防寒ばっちり、汗が出るほどです。
10時30分 走り幅跳び開始。
22人エントリー全員が参加という驚くべきコールです。
そしてM40代に転じれば、走り幅跳びの全国大会上位のMさんに
石川での5種全国大会で私が惜敗した石川のYさんもいるという
高レベル。
実際、5m33,5m65,5m37と今ひとつ調子が上がらず、
さらに踏み切り板の衝撃に内転筋を痛めてしまった私を尻目に、
お二人は6m39と5m72と先を行くのです。

次は不得手なやり投げ。イメージは時折頭に浮かび、
体を弓のようにしならせ鋭い矢を放つが如く、遠投しようと
思うのですが、実際にはクロスステップを踏むときに
けつまずいたりしてしまい、投擲動作に入るリズムさえ
つくれません。ファールとすっぽ抜けであせった3投目に27m93
全国のときより36センチ上回りました。
ただ、本日最大の失敗は、横着して幅跳びの長いピンをつけたスパイクで
下手なクロスステップを切ったため、足が横に入って棒立ちのようになり、
がつんと内転筋を襲撃、肉離れに近い鈍痛に悩まされることとなりました。

そんな痛みの不安で200M走。慎重に入って何とかなるのかとおもいきや
150をすぎると内転筋は痛みこそ内ものの、熱を持った固まりとなって
まるで動こうとしません。右足は着地するだけ。地面を押すことはもちろん、
反力に耐えることすら難しく、ぼとぼとと足音が鳴るような走りになって
ゴール。25秒59は、悔しいけれどやむを得ないと言い聞かせるしかありません。

午後の部に入り、ウィダーインゼリーで少し腹を落ち着かせ、
最不得意にして、今回なんとかレベルアップをみたい円盤投げ。
少しでも早朝の代々木公園での練習が役に立ったと思ったのは、
円盤を手にした感覚です。ゴム製練習用とは違い、木の芯で
周囲が金属の試合用円盤は摩擦が低く、これまで滑ってあたふた
することが多かったのですが、今回は手に収まるのです。
もちろんそれだけで円盤が遠くへ飛んでくれるわけでは
ないのですが、膝のバネと腕の円弧を長くすることを
意識して16m96。1M82センチの自己記録更新です。

ここまできて、おっと雨が降り始めました。
それほど大粒ではないですし、最後は1500ですから
大きな障害にはなりませんが体は冷えます。
足に不安を抱える身にはさらにつらいところです。
スタート前にJOGをしてみますが、50Mだけでも鈍痛のため
すでに足が前へ出なくなります。
こうなったら、競技時の興奮という脳内モルヒネに期待するしか
ありません。
1周目は76秒。5分切りのアベレージ目標78より2秒早い!
先頭をいくKAZUさんを追うまま、我が身の不具合を忘れた
ようです、正直な体は2周目を82秒でしか応えてくれません。
3周目はあっぷあっぷで83秒。
中盤からすっと前に出た中距離巧者のSさんとKAZUさんの
先着争いを50M以上先に見つつ、5分02秒程度でゴール。
内転筋の痛みでスピードを出し切れなかったため、
酸欠になるとことろまで追い込めなかったのが残念でした。

以上で無事競技終了。
終わってみればとにかく満足度が高いのが5種競技のいいところ。
足の痛みは増えつつも、風邪は全く追い出してしまい、
気分よく、東京Mで5種仲間になったTさんと小田急に乗り、
短距離からマラソンまでずっと陸上の話をして帰路についたのでした。
元気なことに感謝・感謝。