石弘之『感染症の世界史――人類と病気の果てしない戦い』洋泉社,2014年

本書の内容は、副題のとおり”人類と病気の果てしない戦い”の記録である。著者の言葉で言い換えると”病気の環境史”が書かれている。
・微生物が人や動物などの宿主(しゅくしゅ)に寄生し、そこで増補句することを「感染」といい、その結果、宿主に起こる病気を「感染症」という(「まえがき――「幸福な先祖」の子孫たち」より)。
・感染症流行の温床は、人口の集中化(都市化)と高齢化(「あとがき――病気の環境史への挑戦」より)。
良書。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 竹下節子『フ... 立川昭二『病... »