瀬木比呂志『ニッポンの裁判』講談社現代新書,2015年1月20日

日本の裁判の暗澹たる現状が書かれている。
管見では、「裁判の質の信じられない劣化」(p.201から)、とくに、「JRの家族に対する損害賠償請求を認めた名古屋地裁(2013年8月9日、上田哲(さとし))裁判長)、名古屋高裁(2014年4月24日、長門栄吉裁判長)の判決、ことに前者」は非常識な判決の象徴であると指摘している点に同感する。
極めて良書。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 岸見一郎・古... 小林節『白熱... »