孫崎享『日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか』中公新書1993年

著者は、執筆当時、外務省に席をおいていた元・外務行政官。本書は、彼が外交全般を論じたもの。著者によると、外交とは、「異なる価値観と利益の調整」である。価値観の違いの認識、情報の収集と分析、政策決定、交渉という外交の主要分野について言及している。著者の経験や、同僚の外務行政官の文章、発言を具体的に踏まえて記述されている。粘り強い文章。良書。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 早稲田大学キ... 動画・マイケ... »