池田晶子『14歳からの哲学――考えるための教科書』トランスビュー,2003年

大目次
Ⅰ14歳からの哲学[A]
Ⅱ14歳からの哲学[B]
Ⅲ17歳の哲学

著者によると「人が素手で考え始めるその生(なま)の始まりを伝えるべく、このような教科書の形で書いてみました。」(p.208、「あとがき」)の由。

【管見】
他人が書いた文章の受け売りではなく、「自分の言葉で考える」ということの実例を、24の謎をそれぞれ掲げて、るる書かれている。難しい”哲学用語”や”昔の偉人の名前”が出てこないという点、14歳の少年に語りかける口調である点で、とっつきやすい。しかし、中身は濃い。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 鎌田浩毅『地... 国立社会保障... »