中島秀人『ロバート・フック――ニュートンに消された男』朝日選書,1996年

・本書は、筆者の博士号請求論文が基になっている(p. 294)。

序 ワイト島への旅立ち――フックの実像を求めて
終章「ニュートンに消された男」
あとがき――若き日の先端研に捧ぐ
が特に面白い。

・現場と理論のそれぞれについての世間からの評価が対照的であることに起因するわれわれの錯覚に気づくことができる。良書。

(参照)
中島秀人『社会の中の科学』放送大学放送授業
http://www.u-air.ac.jp/hp/kamoku/H20/kyouyou/ningen/s_1551809.html
以上
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西尾漠『新版 原発を考える50話』岩波ジュニア新書2006年

2007年夏、新潟県中越沖地震で、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所が運転が止まっている。いっぽう、ドイツでは、2005年の政権交代後も、脱原発政策を継続している。日本における原子力発電の将来と電気事業の自由化について考えたいと思って手に取った本がこれ。良書。

まず、私たちの生活を省エネルギーの方向に変える必要がある。
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編集代表 金子宏・神堂幸司・平井宜雄『法律学小辞典 第4版 補訂版』有斐閣2008年10月

本書の内容基準日は、2008年1月1日(「第4版補訂版はしがき」から引用)。
「第4版」出版以降の会社法制定、民法改正、多数の重要な立法、重要な法律についての名称の変更を反映したもの。良い辞典。
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