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八重桜の一種で、イチヨウです。
またいつもの図鑑『原色樹木大圖鑑』(北館 1985)にお世話になりながら、
風土記の丘の一角にあるサクラについての大研究(?)です。
イチヨウは、漢字表記では「一葉」ですが、まあどうしてそんな名がついたのかしら・・・。
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上の写真の中心部分を切り抜いて大きく見てみました。
今日は天気が悪く、あまりきれいな状態ではありませんが、
花の真ん中の雄しべの集まりの中心に、細長い葉っぱみたいなのが目に付きますね。
実はこれ、雌しべが変化して葉のようになったものです。
花の真ん中に、小さな葉が1つある・・・だから「一葉」ということらしいのです。
でも図鑑の説明では、雌しべは、1~2本で、葉化した雌しべは、
2本となるものもあるそうです。それでもやはり、イチヨウです。
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さらに図鑑に教わります・・・4月の中旬に開葉とともに散房状に2~4花を開き、
淡紅色八重、径約5cmで、小花柄は長さ3~4cmあり、やや下垂して咲く・・・のであります。
このイチヨウ、オオシマザクラを母種とし園芸種で、庭園や公園などに利用されるそうです。
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ちょっと難しくなりました。ともあれ、きれいな八重咲のサクラ、
ソメイヨシノとはまた違う美しさ、どうぞ堪能してみてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/6f/c8ac00d2ff143f68da8f09aa4726034d.jpg)
図鑑の説明に「4月中旬」とあったように、まだまだこれからのようです。
周囲のソメイヨシノは、ヒラヒラと散り始めていますが、
こちらは、まだつぼみも多く、当分楽しめそうですよ。
(撮影:2010.4.7)
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