昨日、Glen Phillipsのアコースティック・ソロ・ライヴに行ってきた。
今回の来日公演は、東京・下北沢での2ステージと、鎌倉でのライヴのみ。
会場となったところは、アット・ホームな感じのこじんまりとした小さなお店。
ステージはホンの3~4メートル四方のスペースで、ステージ横にも椅子が並べられ、隙間がないくらいだった。
そんな中、辛うじて人がひとり通れるくらいのスペースを通ってGlenが登場。
めちゃくちゃ背が高い人と想像していたが、実際の彼は意外と小柄だった。それにしても顔がちっちゃい・・・。
ソロになってからの曲を中心に、もうすぐリリースされるニュー・アルバム 『Mr Lemons』 からの曲も交え、淡々と進んで行った。
彼のVo.とギターは強弱のメリハリが見事なまでに利いていて、感情豊かに歌い上げるVo.が素晴らしかった。
シーンと静まり返った店内に、素敵な歌声が響き渡る。
“歌、うまいな~” とつくづく思ったし、聴き入っていたみんなもきっとそう思っていたに違いないだろう。
静かなしっとりとしたナンバーから激しいナンバーまで、全部アコギ一本の見事なアレンジで披露してくれた。
とってもシャイな彼はあまり喋らず、でも時々オチャメな素振りをしたり、冗談をつぶやいたりして、クスッと笑わせてくれる一面もあった。
もうすぐToad The Wet Sprocketが再結成し、本国ではツアーもスタートするが、そのToad時代の曲も何曲かプレイした。
中でもアコースティックで聴く 「Walk On The Ocean」 はとても雰囲気があったし、アンコールの最後にリクエストに応えてプレイしてくれた 「Fly from Heaven」 は、とても懐かしい気分にさせてくれて感動だった。
ライヴのあとサイン会があり、彼の優しくて誠実な人柄にも触れることができた。
正式には5月2日がリリースの 『Mr Lemons』 もイチ早く購入することができ、とても穏やかな気分でお店をあとににした。
★写真は今回のライヴのものではなく、参考写真。