会田誠・山口晃展を観てきた

リンク: 上野の森美術館/アートで候 会田誠・山口晃 展.

ようやく仕事が一段落付いたので、昨日上野の森美術館で「会田誠・山口晃展」を観てきた。ダビンチじゃないのがひねくれてるというか何というか。見に来てる人の大半は学生だったかなぁ。とにかく若い人が多かった。
お目当ては山口晃の方。公共広告機構のCMで、江戸っぽい雰囲気のマナーアニメ「江戸しぐさ」の絵の人。
リンク: 2006年度自主キャンペーン（地域）：続・江戸しぐさ｜AC公共広告機構.

この人の絵は、昔の絵巻風の絵なんだけど現代人とかメカ物とかがごっちゃになってて、ユーモアのあるでっかい1コマ漫画を見てるみたいな感じ。建物も人もとにかく細かくて、建物はため息が出るほど細かい描写だったり、人物はそれぞれちゃんと動きがあったりして、よくこれだけ描けるなぁと感心してしまう。原画で見てもかなり細かい（小さい）から、印刷物向きじゃない絵だったりする。実際、カタログでも細かい部分は一部拡大程度でしか見られないし、色味も結構違っちゃってるし。本当はもっと落ち着いた色合いなんだけどね。
そうそう、カタログにはオマケで、山口晃の「アトリエ探訪」と「仕事場リアル探訪」のマンガみたいなのも2ページ載ってる。
意外と楽しかったのは、2階に展示してあった「絵の使い方」みたいなシリーズ（Amadanaの製品ページの一番下にあるナンセンスイラストみたいな感じ）とか、ピクトグラムが「こんな風に見える」シリーズ。この辺はちょっとしたユーモアってところで。あと、最後のオマケっぽい展示室にあった挿絵とか、絵日記の「すずしろ日記」なんかも味があって良かった。本人もちょっとのぞきに来てたみたい（横顔が見えた）。

ということで、山口晃の画集は後で買おう。ちなみに展覧会は19日までなので、休みが取れる人はお早めに。

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