TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

井筒ワイン

2006-10-09 10:53:44 | ワイン育
長野県は信州のほぼ中央、塩尻市にある「井筒ワイン」。
以前、ここで産する「カベルネフラン」が仔羊のローストに合い、なんとも美味しかったこと・・。忘れられず機会があれば訪れたいワイナリーだった。
今回、軽井沢から脚を伸ばし、訪れた。

塩尻のインターから程近い距離に位置、駐車場の柵にも、ブドウの木がからんでいる。
コレだけで嬉しいウェルカム。

なにやら馨しい匂い・・・セラードアの建物の向こうへ進む。
ライラックに少し青臭いニュアンスを加えたなんだかそそられる香りが周囲に立ち込めている。なんの花?

なんとこれ、今日、いま収穫中の、コンコードとナイアガラの芳香!


「うわあ、こんなハービーなブドウの香り初めて」・・・びっくり。
カゴを覗くと、箱ごとにこんなラベルを発見。
粒が大きく、ぷりぷりのコンコードの間から覗いているのは、生産者を記した紙。

「長野県原産地呼称管理制度」を推進している長野県ならではの、ラべりング。
誰がいつ、どこで作ったブドウか、ワインか、が逐一チェックされるのだ。
ワイン以外の産物もしかり。農産物の原料や栽培方法、飼育方法、味覚による区別化を行い「長野県で生産・製造されたもの」を自信と責任を持って消費者にアピール」、消費者の信頼を得ながら生産者の生産意欲を更に醸成し、長野県産農産物のブランド化を目指している。

仏のAOCと同じ制度と思ってよかろう、消費者はワインの出生を安心して知ることが出来る。


セラードアの舎内では、ワインクーラーの中に井筒ワインの産するワインが無造作に納まっていて、訪問者は好き好きにテイスティングできる。
確かにコンコード、ナイヤガラ、ケルナー、フレッシュな香りを楽しむ品種が勢ぞろい。
下の写真の左上の赤い印が「長野県原産地呼称管理制度」、NACのしるし。

ちなみにこれはサラ・ジョイエなる品種。酸味の利いたフレッシュなブドウの香りが印象的。食中酒にはもう少し落ち着きが欲しいかな。

 

地下には自由に見学できる貯蔵庫がある。

この奥に、想像以上に長い地下道がある。ビンと樽がところ狭しと積まれている。
いつか、ここで年を経たワインを楽しみたいな、てつい思ってしまう。

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