ワインとお食事の良い取り合わせをマリアージュ＝結婚（仏語）という。たまに、想定外のマリアージュに出会い、感激する。昨日のクリスマスパーティのあとのスタッフのお食事会で提供されたワインに、「井筒ワイン」の塩尻・カベルネフランというのがあった。失礼だが、あまり目に留めていなかった。ラムのローストを食していて、たまたまこのワインを口に含んだところ、とても合う。「これとこのワイン合うよ」と言われ、トライするときより、自分で発見したときの喜びは数段上。日本産カベルネフランさえあまり聞かないのに、ヴィンテージは2004。なのにあまり若若しくなく落ち着いた仕上がりになっていて、若い羊の肉味をサラリと覆う。納得してしまい他のワインに合わせようと試みなかったくらいだ。チャンスがあればもう一回トライしたい取り合わせである。
