きょうも山奥にきてしまった。
窓を開けて寝る朝方
きょうもやまから鹿が鳴いている
わたしはこの時間がすき。
信じられる時間だ。
自然現象しか音がしない。
温泉で朝に冷えた身体を温めよう。
だれも否定できないこととして
私たちだれもが人生の大半を
生理的な欲求に基づいた行動と
生理的な欲求を満たしている時間と
生理的な欲求に振り回された結果に影響している時間
このすべての時間を人生から引いたら
ほんのわずかしか残らないことだろう。
あとはしなければならない義務の時間
そう考えますと
いったいわたしは何をしてきたのだろう。
わたしの育った家族関係は
そこそこ良かったと思う。
ところが宗教が入ってきたときに
いとも簡単に壊れてしまったのだ。
新しい価値観と信念で自分の家族を裁き
分離してしまったのだ。
そうした上で築いたエホバの証人のなかの
人間関係
絶対に崩れないと信じきっていた。
彼らの信条を他の信者より強く信じていたし
その信念のためにすべてを犠牲にしていた間は良好だった。
しかしそれは家族関係よりもろい仲間だった。
エホバの証人のなかには真実に全人格で人を愛することができないため
無機質な信条が愛におきかわり
そこに人間破壊をおこしてしまう。
何はともあれ
わたしは家族関係も破壊されるを見
エホバの証人の兄弟愛も簡単に壊れていくのを見た。
そうしたなかで
0から人間関係を築いてきた。
家族と信念をもとにしない人間関係だ。
それもこれもまた
小さなことで崩れてしまうかもしれない。
でもわたしは知っている
ひとを愛する限り
ひとは愛を裏切らないことを
だからわたしは
愛することを選んでゆきたい。
すべてがこわれ
また
壊れてゆくのを知っているから
目の前の小さな愛を大切にしたい。