秋だ
風ひんやりきもちよい
やまのなか
自炊の宿にひょんと泊まった。
川沿いの露天風呂にひとり
降りて行く
大きな岩だ。
自然石のまま風呂を作ってる。
まるで水戸黄門の世界だ。
そっと わたしは足をつけた。
おそらく42度はある高温の単純泉だ。
露天風呂の横はこんこんと川が流れてている。
日が沈み
木の葉が揺らぎ
川の水の音がわたしをひとり洗濯しはじめた。
月だ。
とっぷりと地球に身をゆだねよう。
jane birkin の je t'aime
がかかるなか
はしる
人生は je t'aime
姨捨山はあったんだ。
善光寺の真裏に
光と闇の入り交わる矛盾した世界
この麓に川中島のいくさがあったようだ。
わたしははしる。
vie vie vie.
がかかるなか
はしる
人生は je t'aime
姨捨山はあったんだ。
善光寺の真裏に
光と闇の入り交わる矛盾した世界
この麓に川中島のいくさがあったようだ。
わたしははしる。
vie vie vie.