きょうを生きて living in a moment アドラムの洞窟

できることに集中すると美しさが生まれる。

その美しさを感じて息を吸おう。

昔⑤

2014-12-16 20:22:35 | 日記
その火葬場で週に一度


聖書研究したおかげで


いろいろ人生について考えてゆく時間が


得られた。


ときどき死因が特定しない若い遺体もあった。



自殺をとげた人だ。


いろんな宗教の人が死に

いろんな坊さんがわんわんとお経を読む。

どんなに社会的に成功しても

どんなにお金を持っても


しあわせな人生だとしても


ここにきたら同じだ。

ここから先は死んでいるだけだから

何も怖いものはない。

生きていて太った人は


火葬場でよこたわり


火をつけられると


脂肪がキュルキュルと絨毯に巻かれるみたいに


シュルシュルと小さい人間になってしまう。


ここにきてさまざまな死体の焼かれる姿を


覗いてみることで


生きている人を強く思わない人生観がもてた。


あそこにゆくまで


短く生きて


あそこに平等にゆく。


どんなに威張った人もシュルシュルだ。


何もこわくない。