ちょっと一言。
正月の新聞、テレビを見ていて不思議に思ったのです。
「なんか変だなあ」
「あーそうだ。3.11や原発、復興のことがほとんど取り上げられていないんだ」
と気づいたのは正月4日ころになって。
新聞は朝日新聞と山形新聞しか見ていませんが、3.11関連の記事はほとんどありませんでした。
テレビも、NHKが4日か5日に福島県双葉町(?)が原発とどうかかわってきたかの特集を報道していました(これは見ごたえがあった)が、その程度。他局にいたっては、お笑いかスポーツ、ドラマ、がほとんど。
2014年を見すえて、3.11の教訓にまなぼうとする番組と記事はあまりに少なかったのでは・・・?
私が見落としているのかもしれませんが、でも「ひどい!」。
被災者の人たちはどんな思いで正月を過ごしたでしょうか。ますます孤立感を深めたのではと気になります。
朝日新聞に印象に残ったひとつの記事がありました。ひとつだけ、
「私は詠む 子と夫の 生きた証しを」(朝日、2014年1月1日)と題して、残された被災者の短歌と生活が紹介されていました。
岩手県大槌町の小畑幸子さん(79才)です。
「これからは つたなきペンも 夫(つま)と息子(こ)の 生きた証しを 残すためにと」
「天国の 子や夫にとどけよと たまには大声 あげて泣きたく」
「悔しくて 悲しく涙 止まらずに 一周忌の団子 一人煮上げる」
「今日よりは 明日はきっと 良くなると 信じて生きねば 道は開けず」
・・・・・ 以下、割愛します。
朝日新聞1月1日号をご覧ください。
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